お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 [2007年読書記録]
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
posted with amazlet on 07.11.25
勝間 和代
光文社 (2007/11/16)
売り上げランキング: 4
光文社 (2007/11/16)
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タイトルだけの本ではないし、ただの「しくみ本」を超えている勉強しないで投資するなら「お金は銀行に預けておきなさい」
金融に対しての興味がわいてくる、資産運用に関しての入門書
読書完了日:2007/11/25
日本の長時間労働体質。
これに一役買っているのが日本人の「金融リテラシー」の低さ。
「金融リテラシー」とは著者曰く、
金融に関する知識や情報を単に学ぶだけではなく、そこで与えられたものを批判的に見ながら
自己の金融に対する学習を経験として重ねていくことで、
金融の知識や情報を主体的に読み解くことのできる能力。
そのためリスク資産に託すことなく、預金にたより、
本来同じ資産額をリスク資産で運用している人に比べ、長時間働かないと
同じ分だけの収入を稼げなくなってしまっていると・・・。
本当におっしゃる通りという感じです。
具体的な投資の進め方までレクチャーされており、一読の価値大です。
著者が掲げている「儲けるための投資の基本5原則」は以下の通り。
(1)分散投資、分散投資、分散投資
(2)年間リターンの目安として、10%ハモのすごく高い、5%で上出来
(3)タダ飯はない(何らかのコストがかかっている)
(4)投資には時間とコストが必要
(5)管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない。
最近結婚式などで友人と集まると、皆金融、そして投資関連の話をしたりしています。
自分も含めてまだまだ初心者ですが、そんな人にうってつけの1冊です。
※著者のサイトはこちら。
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/
2007年92冊目
【楽天で購入】お金は銀行に預けるな
【Amazonで購入】お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)他に気になった点としては、
・リスクと危険を一緒に考えてはいけない。リスクは計量可能なものを指す。
・「多くの人は、通常、利益が上がることによる効用の増加よりも、同額だけ損失を
受けたことによる効用の減少の方が大きい」(カーネマン)
・「There is no such thing as a free lunch.」。(タダ飯なんてものはない)
・土地の値段が上がりにくい今は、住宅ローンの頭金があるくらいなら、投資にまわしたほうがいい。
・資本主義=賢くない人から賢い人へお金が流れる仕組み。
・統計的に見れば、ある時期によいリターンを生んだ資産は翌年のリターンが悪くなり、
悪いリターンを生んだ資産は次の時期に良くなる可能性が高い。
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2007-11-25 15:36
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