アイデアのちから 〜人の記憶に焼き付けるためにはSUCCESs〜 [2008年読書記録]
読書完了日:2008/11/30
アイデアを人の記憶にいかにして焼き付け、行動を促すか?
(Made to Stickという原題の通り)
そのための法則が「SUCCESs」。
(1)単純明快である(Simple)
(2)意外性がある(Unexpected) → 関心を払う
(3)具体的である(Concrete) → 理解し、記憶する
(4)信頼性がある(Credentialed) → 同意する、あるいは信じる
(5)感情に訴える(Emotional) → 心にかける
(6)物語性がある(Story) → そのアイデアに基づいて行動できるようになる
そして、もう一つ、この書のテーマが「知の呪縛」(だと思う)。
自分が知っていることを「知らない」ということが、どういう状態か忘れてしまい、
小難しく、そして専門的になろうとしすぎて、相手に伝わらない。
本書の中でも「叩き手」と「聴き手」という例えが使われている。
叩き手は有名な曲のリストを受け取り、その中から一曲選んで、リズムを指で刻む。
聴き手の仕事は、そのリズムから曲名を当てること。
聴き手の正解率は、2.5%。一方叩き手の予想正答率は50%!!!
叩き手には知識ない状態が想像できない。
これは、組織でも家庭でも頻繁に起こっている出来事。
自分も困っている場合が多い。
そのときにこのSUCCESsのチェックリストは一助になりますね!
2008年92冊目
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はたして自分がこのブログに書いている内容が
この法則に当てはまるのか?
必ずしも読み手の記憶に焼き付けようと思っている訳ではない部分もあるが、
人気ブログになる(?)ためには必要な要素なのかな?
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私は30歳台ですがそれでも感じることがあります。
年齢が上がってくる毎に、自分が知っていることを相手が知らないということが、日々起きているのだという事実を。また、逆も然り。のはず。。。
自分が知らない、と言う立場になった時を想像することで、少しでも回避できる問題のような気がします。実は私は知らない立場であることが多いので、そう想像するのは難しいことではないのですが。。。
SUCCESsとは面白いですね。これは働きかける側の法則ですね。
個人的には受ける側もアクションが必要じゃないかと思いますね。「分からない」と言う意思表示です。年齢が上がる毎に「知らない」ことを口に出すのが憚れると思っているのか、カモフラージュする人がいます。
でも、知らないものは知らない。ちゃんと意思表示をすれば、働きかける側も教えやすいのでは?と想像します。
by 依里 (2008-11-30 22:01)