ヨーロッパで生活するということ ~遠い太鼓~ [2009年読書記録]
読書完了日:2009/05/28
村上春樹が「ノルウェイの森」、「ダンス・ダンス・ダンス」を
書いていた1980年代後半。
彼はヨーロッパを転々としていたのですが、そのときの旅行記。
イタリアを中心に、ギリシャやオーストリア、ロンドンなどに滞在。
今から約20年前。
村上春樹自体も40を迎えるあたりでの旅行記。
むちゃくちゃな滞在ではなく、彼なりの普通であることを意識した
生活色のある滞在記は興味深い。
ヨーロッパ人に対する考察、バブル期の日本の考察。
今、行くとどう違いがあり、彼がどう感じ、自分がどう思うのかに
想いを巡らすとさらに面白い。
ヨーロッパで生活することは、結構骨が折れるが、
(ある意味日本はよく出来ているわけです)
生活の彩りを楽しむ味わいがあるように思います。
さて、村上春樹氏の新作小説が出ましたね。この週末に読む予定。
楽しみです。
2009年56冊目
【楽天で購入】遠い太鼓
【Amazonで購入】遠い太鼓 (講談社文庫)
スポンサードリンク
コメント 0