「自分の土俵」な範囲を意識する 〜僕がワイナリーをつくった理由〜 [2009年読書記録]
読書完了日:2009/12/28
日本に「本物」のワイナリーを作る。
その夢を実現させた著者。
新潟にある「カーブドッチ」がそれである。
「本物」のワイナリー。
大量生産、大量販売のワインではなく、消費者と醸造者が直接つながるワイナリー。
やみくもに畑を広げて、余分に儲けを出そうともしない。
本物のワインを提供するためには、適正な生産量があるとのこと。
「自分の土俵」な範囲内で生産、販売していく。
シンプルにいいものを少量生産し、少量販売する。
過剰な(そして画一的な)サービスはしない。
それをよしとしない人は、そもそもこのワイナリーのお客ではないと。
潔い。そして気持ちイイ仕事っぷり。
こんな仕事をしてみたい。
最近は「本物」ではなく「形だけの」のものがよく目立つ。
この本の中で紹介されている形だけのワイナリー。
現地で作っていますよとアピールしているが、
ワインは基本ブドウが取れるのが年1回のため、生産も年1回が基本。
そして各醸造タンクの大きさも決まっているので、販売量の上限がある。
しかし、それ以上の販売量となっているワイナリーが大半。
つまり、輸入したぶどう果汁を使ったり、ワインそのものを輸入して、
詰め替えているようなところもあるとのこと。
「本物」を見極められ、そして「本物」を提供できるようになりたい。
見せかけのものはいらない。
是非とも行ってみたいワイナリー。
来年訪れてみよう。
2009年137冊目
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2009-12-28 18:57
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