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選びながら生きるということ 〜残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ〜 [2010年読書記録]


残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ

残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ

  • 作者: リヒテルズ 直子
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/09/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


読書完了日:2010/01/03

2010年最初の読書。
今年も120冊(月10冊ペース)を目標に読書を続けたいと思っています。

【きっかけ/問題意識】
日本で感じる閉塞感。政治、経済、様々な事件、そして仕事、あるいは日常生活においても。未来への明るさを感じられなくなっています。海外にいられる日本人の方々のブログなんかを読んでいても、日本に対する危機意識を持っていられるのがわかる。なぜ日本だけ?他の国は果たしてどうなんだろうか?そんな問題意識を持っている中で、この本をここで見つけて読んでみた。

【ポイントメモ】
・子どもたちの幸福度調査
  オランダ:総合第1位(特に主観的評価による幸福が第1位)
  日本の子ども(孤独を感じる子どもが30%もいる)

<教育>
・選びながら生きる人生であることを学ぶ機会。
・先生の役割は「やらせる」ではなく「支援する」。
・結果にたどり着くルートはそれぞれ違う。画一的な教科書はない。
・質問しなければ教えてくれない先生→学びは問いから始まる。

<社会>
・ある意味不親切とも言えるほどの「自立心」重視。
 →人へのお節介は失礼な行為
 →世話より抱擁、叱るより褒め言葉
・ドラッグ、売春、安楽死に対する選択 → 自分の選択に対する責任
 →安楽死は基本的に罪に問われる。
  医師が罪に問われないためにはきっちりした条件をみたすことが必要
 →医師にも拒否権がある
・マイノリティが大半。過半数を握る勢力はない。

<著者の日本に対する提言>
・幸せの形はひとりひとり違う。
・画一的、しかも昔に作られた基準に惑わされていないか?
 →その結果、「すべき」「しなければならない」の思考に囚われている
 →自分が「どうしたい」というひとりひとりの意思を発揮する必要がある。

【気づき】
子どもの30%が「孤独」を感じているという日本にものすごい怖さを感じます。大人はそれ以上の比率で孤独を感じているのではないか。
「選びながら生きるということ」を学ばせるオランダ。「決められた基準を満たすこと」が重要と教え込む日本。画一的な基準ですべてうまく行くなら、日本式でもOKだが、現代ではそれは無理。人生は常に選択。自分の意思を常に明確にするという意識に変える必要ありですね。

【参考情報】
子どもたちの幸福度調査:イノチェンティ研究所報告書
著者のサイト:リヒテルズ直子のオランダ通信

少々フォーマットを変えて、読書記録をまとめてみました。本を読む際の問題意識、気になったポイント、自分の中での気づき(アクションプランも)というスタイルでまとめてみていこうと思っています(小説などは除く)。今後も微調整して行きますが、とりあえずこの形でやっていきます。

2010年1冊目

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