各地域での新たな価値化の創出 ~スローな未来へ‐「小さな町づくり」が暮らしを変える‐~ [2010年読書記録]
読書完了日:2010/03/25
日本の各地域での「気持ちのよい」サイズでの変革を紹介した1冊。
【きっかけ】
現在受講している自由大学「地域とつながる仕事」のメンバーから紹介されました。
【ポイントメモ】
・「日本で最も美しい村」連合
・ないものねだりはよそう。これからはあるもの探しだ。
・画一されたどこでも同じ光景の「味気なさ」
・風景は暮らしのただずまい
・地域の活性化=住民に活力と気力が漲っていること
(収入や観光客が増えるということは本質ではない)
・景観はホスピタリティー
・岩手県葛巻町: クリーンエネルギーのショールーム、森と風のがっこう
・山形県鶴岡市: アル・ケッチアーノ、在来野菜の研究
・愛媛県内子町: 電柱をセットバック方式で隠す
・島根県海士町: 移住者支援、小さな島で日本一の教育
【気づき】
たぶんこういう本を紹介しようとすると「地域活性化」がキーワードになってしまう。しかし、この本で語られている内容は表向き上「地域活性化」で活動している内容であっても、根底にある部分は「活性化」というより、新たな価値感の創出にあるように思う。一気に「変革」とまではいかないまでも、先日の「地域とつながる仕事」で神山の大南さんがお話されていた「make a difference」の積み重ねがそこにある。
そして、各地域で取り組まれていることは皆「ミクロ」な視点。その地域にいる具体的な人々のことを考えて、アクションし、それがマクロ的な波及効果ももたらしているように思える。
是非ともこの本で紹介されている各地を旅してみたい。
そこにいる人々の声に耳を傾けてみたい。
そして、そんな内容を今考えている「地域とつながる」メディア(ブログ)で紹介していけたらなと思っています。
2010年25冊目
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