仕事漂流 ― 就職氷河期世代の「働き方」 [2010年読書記録]
読書完了日:2010/12/18
たしかこの記事で見つけた1冊。
同世代から下の世代の人たちが、会社をやめ、転職、そしてその後の心境に迫っています。
一応自分も就職氷河期の1999年に就職した一人。
当時ちょっと変な就職スクールみたいなところに顔を出してしまって、
「就職活動」ということに妙にテンションが高くなってしまっていたことを思い出します。
結局その団体のやばさに気づいて、抜けましたが・・・。
(今思うとひどかったな、あれは。あの時の仲間たちは大丈夫なんだろうか?)
そのせいもあったのか、当時のITバブルのせいなのか、
SEという職を求めての就職活動はそんなに苦労しなかったのが実態。
ただそこに仕事で得られるもの、与える物、働き方に対する信念はなかった。
正直、その時期が来たから就職しただけ。
就職当初はがむしゃらに働くのが楽しかったように思う。
そんな状況の中でふと、今の仕事、働き方のおかしさというか、
自分にとっての違和感に気づいてしまった。
この本に出てくる人たちは、その違和感から実際に行動に移した人たちの話。
各人が求めているものは違う。でも、何かを感じて動いたのである。
自分に置き換えると、
ひとつの会社に骨をうずめるなんて考え方は持つ気はない。
所属はどうあれ、自分が求めるところに、徐々にシフトさせていく。
静かにゆっくりとね。そんなことを思いながら、読んでいました。
2010年69冊目
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