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壁を越えるビジョンを持つ ~プロデュース能力~ [2009年読書記録]


プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動

プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動

  • 作者: 佐々木 直彦
  • 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
  • 発売日: 2008/12/19
  • メディア: 単行本


読書完了日:2009/04/13

プロデュース。
音楽業界でのアーティストのプロデューサーなどいわゆる業界人で
よくつく肩書きである。

しかし、プロデュース能力というのは、
これから様々な人にも必要となってくる能力。

筆者のプロデュース能力とは、
一つのビジョンのもとに、
人々の力を借りて「新しい何か」を創りだし、
現状を変えること


合理的な問題解決。
問題を分析し、原因を特定し、その原因に対する対応をし、解決をはかる。
このようなロジカルに対応できる問題だけであれば、
プロデュース能力はいらない。

ただ現実は原因の特定が困難なことが多く、
(複雑に絡み合ったり、人の想いであったりと)
解決に至らないことも多い。
場合によっては、問題とも認識してもらえない。

そんなとき、あるビジョンを持ったリーダー(プロデューサー)が
そのビジョンを周囲に浸透させ、解決というアプローチではなく、
発展あるいは創造という形をとっていく。

プロデュースはそんな能力。

プロデュース思考には、
Vision/Strategy/Value/Story

Vision
 背景にある個人的な事情 → 説得力
 (1)ビジョンは何か(自分は何がやりたいのか)
 (2)なぜ、そのビジョンなのか(なぜ、それがやりたいのか)

Strategy
 (3)コアテーマは何か(突破口を開く鍵となるアイディアは何か)
 (4)自分になにができるか(自分の果たす役割は何か)
 (5)誰に何をやってもらうか(誰にどんな役割を担ってもらうか)

Value
 (6)大義名分は何か(なぜ、このプロデュースが必要か)
 (7)付加価値は何か(どのような波及効果が生まれるか)

が必要となる。

壁を越える思考、行動を周囲を巻き込んで起こす。
大変ですが、魅力的である。

2009年35冊目

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