言葉は何のために使うのか? 〜一言変えるだけで!もっと人に好かれる話し方〜 [2009年読書記録]
読書完了日:2009/10/31
「言葉は何のために使うのか?」
・相手を幸せにするため
・相手をもっと理解するため
自分の意見、主張を通すことが目的ではない。
まずは相手のことを考える。
相手の貴重な時間をもらっていると思う。
その上で、必要となる雰囲気、態度、話し方、考え方を身につけていく。
自分もいいことを言わなければならないと勝手に自分で思ってしまって、
言葉が出せなくなってしまうことが多い。
でもそれは、あくまで自分のことしか考えていないコミュニケーションスタイル。
本当に相手のことを考えてであれば、必要だと思えることも言えるし、
時には黙っていることだって選択できるわけです。
それが好かれる自分につながる。
好かれると媚びることは違う。好かれることは悪いことではない。
一緒にいて楽しい、居心地がいいなと思ってもらうこと。
2009年119冊目
よかったを探す 〜人生を好転させる「新・陽転思考」〜 [2009年読書記録]
読書完了日:2009/10/29
起きている事象(事実)は一つ。
ただそこからどう考えるかは自分次第。
しかし、なんでもかんでもポジティングシンキングでとらえるのは無理。
まずはネガティブな状況を自分の中で認める。
目の前にある事実をしっかり受け止めて、
その中で何か「よかった」がないかを探す。
事実はひとつ。考え方はふたつ。
後ろ向きな反省をするのではなく、よかったを探し、
未来を未来のものさしで測る。
そんな思考法が「陽転思考」。
具体的に思考を変えるにはどうしたらよいか。
・1日1個「よかった」をみつける
・「よかった」を書き出す
・それを30日は続け、習慣化する。
やはり思考のクセを直すためには、意識してその習慣を
変えることですね。
常に意識して自分で矯正しないと。それが一番大変なんだけどね。
2009年118冊目
偉大な日本人、フランク安田 〜アラスカ物語〜 [2009年読書記録]
読書完了日:2009/10/28
この本で存在を知ったアラスカで「ジャパニーズモーゼ」と
呼ばれたフランク安田。
そんな彼の一生を描いた小説。
久々に惹き込まれるように読んでしまいました。
医者という名家に生まれながらも両親の死からの没落。
相思相愛の女性との結婚もかなわず、失意のままアメリカへ。
アラスカ警備船の仕事を得るが、疑いをかけられ、
船の救助を成し遂げたにもかかわらず、船を降り、エスキモーの村に。
日本のエスキモーとして認められ、家庭を持つ。
金鉱山探索を行ない、鉱山も見つけてしまう。
ついにはエスキモーのための村を作り、エスキモーの生活を変えた。
しかし、最後は第2次大戦のせいで、収容所へ。
村には帰れたが、結局日本に戻ることもないまま、亡くなる。
壮絶。しかし、凛とした強さ、そして優しさを感じる。
こんな日本人がいたのかと思うと、誇らしくもあり、
今の自分たちがすごく小さく見えてくる。
こんな日本人がいたこと全く知りませんでした。
もっと注目されていいのでは。
周囲の人々のことを想い、工夫をし、新しい扉を開く。
今の日本に必要なことを実践した人のように思える。
2009年117冊目
MagicMouse欲しい [Apple]
iPhoneで読む「決弾」 〜決弾 最適解を見つける思考の技術〜 [2009年読書記録]
読書完了日:2009/10/26
リアル本ではなく、iPhoneアプリとしてリリースされた小飼弾氏の「決弾」。
350円で買えるのもすばらしい。iPhoneで読んでみました。
UIがよくできていて、非常に読みやすい。
実際の本より1ページあたりの文字数を少なくしているようで、
そのあたりも読みやすさにつながっています。
iPhoneでみると、こんな感じ。
【関連エントリー】
弾言 成功する人生とバランスシートの使い方:Simple life
痛快に「弾言」されています。
ここまで明確に自分の中で軸を持って、行動できるのは本当にすごい。
自分に子どもはいないけど、「子ども」に関する「弾言」は興味深い。
・自分の子どもに対して、「権威」として振る舞い、
誤りがあれば、子どもにも従えない理由、代替案を出させるなど。
・100%義務が無いものに対して、100%権利を与えてはならないと
iPhoneにあるので、たまに読み直そうと思います。
良本をどんどんiPhoneアプリ化してほしいなあ。
2009年116冊目
LCCを知る 〜70円で飛行機に乗る方法〜 [2009年読書記録]
70円で飛行機に乗る方法 マイルを使わずとも超格安で旅行はできる (宝島社新書)
- 作者: 高城 剛
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/06/07
- メディア: 新書
読書完了日:2009/10/25
このエントリーの高城氏の著作でも紹介されていたLCC。
ローコストキャリアの略で、機内でのサービスなし(機内食やドリンクを有料化)、Webでのチケット購入、チェックイン、さらには機体を統一してオペレーションやメンテナンス費を下げて低料金での航空チケットを提供している。
(ネットで調べいると、チケット代0円という事例も見かけます)
アメリカのサウスウエスト航空の成功をきっかけに、
アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアでも多く展開されつつあるようです。
著者が注目としてあげているのは2社。
・ラインエアー(アイルランド)
・エアアジア(マレーシア)
ただやはり格安料金のため、
空港が地方空港(空港までの移動コストが高くなる可能性)、
燃油サーチャージなどは別料金
座席が窮屈
機内サービス有料
自分での手続きが基本
キャンセルできないケースが多い
遅延&欠航が多い
機材が古い
などデメリットがあることも忘れてはいけない。
しかしヨーロッパ国内の移動で片道1万円以下という料金設定は
ものすごい魅力的。
本書内にも記述されていますが、ある地点をハブにして、
周辺地域をこのLCCを使って旅するスタイルいいですね。
ただ日本は閉鎖的、そして戦略の無さが影響して、
今のところ、本格的なLCCも存在しないし、
日本の空港を利用するLCCもほとんどない(ジェットスターぐらいかな?)。
なんか日本だけ取り残されているように感じますね。
本書内で紹介されいる「lastminute.com」。
間際になるほど料金が安くなるサービス。日本でも一時期スタートしたとのことですが
結局日本ではサービス終了してしまい、今上記サイトにアクセスすると、
「lastminute.co.jp」にリダイレクトされるが、サイト自体はクローズしていて
表示されない。こういうサービスは定着してほしいなあ。
FLIGHTS - cheap flights, great worldwide deals - lastminute.com
2009年115冊目
MacBook新型は98,800円から買えてしまう [Apple]
ブランドに不可欠な3つの要素 ~勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」~自分ブランドで課題克服~ [2009年読書記録]
勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」~自分ブランドで課題克服(NHK出版生活人新書)
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/10/10
- メディア: 新書
読書完了日:2009/10/20
NHKの「知る楽 仕事学のすすめ」での勝間和代、藤巻幸夫両氏が語る「仕事学」。
その内容をまとめた1冊。
両氏が持っている「自分」というブランド。
ただ彼らも苦労せず、今のブランドを築いたわけではなく、
多くの失敗や苦汁をなめる中から築き上げたものであることが分かります。
(勝間氏の話は、他の本で読んだことのある内容が少し多いかな)
ブランドには、下記の3つが必要という藤巻氏。
・物語(ストーリー)
・歴史(ヒストリー)
・哲学(フィロソフィー)
個人としてもこの要素を持ち、自分が関係する組織もこれをもつことができれば
一段上に上がれる気がします。
2009年114冊目
生きてやる覚悟 〜ウーマンアローン〜 [2009年読書記録]
読書完了日:2009/10/18
「楽園のしっぽ」で紹介されていた廣川 まさきさんの本。
女性一人で、カナダとアラスカの国境を流れるユーコン川を
カヌーで下ったときのことをまとめたノンフィクション。
フランク安田という日本人がアラスカに作ったビーバー村。
この村を訪れ、彼に会う(墓参り)することを目的に彼女は
自然の中に飛び込んでいく。
決して無茶ばかりをしているわけでもなく、
計画をしっかり立てての旅なのだが、
凹み、なかなか川に出られないときもある。
自然の中で感じる無力感は想像以上のものだろう。
その中で彼女感じた「生きる」ことに対する覚悟。
死んでもいいという覚悟でなんでもやってきた。
だが、そんな無責任な覚悟は、きっと覚悟ではない。
生きてやる。生きてやる覚悟。それがよくわかった。
死ぬ覚悟も、生きる覚悟も不十分になりがちな自分、そして今の日本。
大きな示唆をくれている気がします。
フランク安田という人にも興味が出てきました。
今度は彼に関する本を読んでみようと思います。
2009年113冊目
今の状態にあぐらをかいていないか? 〜サヴァイヴ!南国日本〜 [2009年読書記録]
読書完了日:2009/10/15
今日も「サバイバル」がキーワードになった1冊。
高城剛氏が環境問題に関する著書があったこと自体驚き。
日本(あるいは世界全体)が「南国」化しつつある現在、
その中で日本がどうサバイブしていくかを彼なりの視点でまとめた1冊。
著者自身がものすごい消費生活をしていたこともあり、
決してきれいごとの環境問題に関する本ではなく、
まずは自分が、日本が生き残るためにどうすべきかを説いています。
日本も環境変化は意識しているが、あまりにも的外れ。
レジ袋いらないと言いながら、CO2吐き出しまくりの車で
日に何度もコンビニに行く。本質が見えなくなっている。
今の自分、そして日本は今のそこそこ良い状態に
あぐらをかいてしまっているように思う。
そのことに対して、外からどう見られているかも知らず、
井の中の蛙になっている気がしている。
この本でもロシアの「ダーチャ」を引き合いに出して、
二拠点生活のメリットが謳われています。
やはり今後の向うべき方向ですね。
2009年112冊目