誰でもどこでもメディア 〜新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に〜 [2009年読書記録]
読書完了日:2009/11/07
「誰でもどこでもメディア環境」
この本で言い表されていることを一言でまとめるとこうなります。
日本で今のところいう「出版」というのは、
「取次制度依拠業界」にしか過ぎない。
しかし現在は様々なツール類(ブログとか)がコモディティ化して、
誰でもどこでもメディアが持てる状況に。
(内容はまずいったん置いておくとして)
ツール類へのアクセスが難しく、そのツールが使えることで
「プロ」になることができた時代は終わっている。
その結果なのか、新聞の不調や雑誌の休刊も目立ちますしね。
これはいろんな業界で言えることですね。
ある意味この個人ブログも一種のメディアなわけです。
どこまでの価値を持ち、影響力があるのかは分からない。
ただ個人としてメディアを持ち、発信し続けることは必要だと思っている。
(自分の記録としての位置付けももちろんありますが)
ブランド・ブログ・マーケティングの鍵を握るのは「個人的なこと」であること。
「個の声を届かせる」ことが必要になってくるわけだ。
一般的なことを書いてもそこに価値はない。
自分の「個」を出せるメディアにしていくことが必要になるわけです。
2009年122冊目