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「成熟社会」への転換、どう生きるか? 〜35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画〜 [2010年読書記録]


35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画

35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画

  • 作者: 藤原 和博
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎メディアコンサルティング
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/01/10

藤原和博さんの著作。

【きっかけ/問題意識】
大それたことを言えるわけではないが、時代が大きく変わりつつあり、価値観が大きく動く時代に来ていると思っている。今までの日本が求めてきたライフスタイルからの転換点がていると思う。その時代をどう読み、どう動くかのヒントを求めて読んでみました。

【ポイントメモ】
・ロールモデルがいない時代になっている
・世の中のルールが変わった。「成長社会」→「成熟社会」へ
 野球(正解主義)→サッカー(修正主義)の時代へ
・身軽でいることが重要。動けなくなる。→借金ゼロ
・「みんな一緒」の時代から、「それぞれ一人一人」の時代へ
・給料や役職が上がる高揚感はドラッグと似ている
・成熟社会では、「引き際」が大事
・三十代は「迷い」。最も大事なのは、「自分の技術とは何なのか」について
 自身と向きあって話してみること
・新しい時代に求められるのは、「正解」ではなく「納得解」
・「本当の自分」も「理想的な職場」も「自分にぴったりの結婚相手」も
 すべて「正解主義」の産物
・とにかく打った方が勝ち。手数を出した方が勝ち。
 何回打ってもいいから早くカップインした方が勝ち。
・PDCAでは間に合わない。DADADA。「ダダダの無限サイクル」
・新しい「大人」の3つの条件
  演じる自分、公共的なリテラシー、クリティカル・シンキング
・いい子ちゃんシンドロームから脱却するために
  「嫌われたくない」「好かれたい」という気持ちを捨てる
  実際に結婚式や葬式を断る。飲み会や付き合いのゴルフをやめてしまう
  自分が今までやってきたことを、一旦10分の1まで減らしてみる
・組織内個人
・自分は「自分の人生」の編集者

著者のサイトにあるPDFがよくまとまっていていいです!!!

【気づき】
自分でもわかっていたことですが、今までの自分の人生ってまさしく「正解主義」の中でだったなと。しかもそれなりにその「正解」を求めることができてしまったがために、批判的に物事を読み解くということが十分にできていなかった。立場の変化と時代の変化双方からの圧力で、今のもがいている自分がいることに気づくわけです。

「一人一人の時代」、「成熟社会」、「修正主義」。
キーワードですね。やはり価値観の転換ですね。日本がうまくこの転換に乗れればいいのです。正直不安です。著者も数年間のヨーロッパ滞在で気づいていることが多いように思う。日本の中にいると見えないのかな?外から日本を見る時間を自分としても持ってみたいなと思う。

【参考情報】
人はあなたとつながりたいと思うときに動く 〜つなげる力〜:Simple life

2010年4冊目
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