モチベーション3.0 ⇒ 個人の自律へ ~週刊 東洋経済 2010年 3/27号~ [2010年読書記録]
読書完了日:2010/03/30
先週の東洋経済がなかなか面白い特集だったので購入。ビジネス系の雑誌を買うのは久しぶりな気がします。「モチベーション3.0」というなかなか興味深いタイトルです。
【ポイントメモ】
・ダニエルピンクが提唱するモチベーション3.0
1.0=生物的な動機(サバイバル)、滅私奉公、終身雇用、モーレツ
2.0=与えられた動機(信賞必罰)、リストラ、成果主義、自己責任
3.0=自発的な動機(ワクワク感)、自律、専門性、理念
・会社とはあくまで婚約関係。いつでも別離がある。
・Google: 意図的にカオスを創り出す。
ルールや指針、切り分けを出来るだけあいまいに。
自分の範疇にとどまらないものが生まれる可能性
上司に部下を管理させない
・自律型企業:ソウ・エクスペリエンス(副業OK、働き方自由)、
未来工業(ホウレンソウ不要)
【気付き】
先日の自由大学「地域とつながる仕事」最終回で黒崎さんが言われていたものに通じるものがある。理路整然とした管理、ルール体制では新しい「もの、働き方、ライフスタイル」は生まれにくい。カオス的な状況や自律的な動きをすることで、初めて生まれてくるように思う。
自由大学で3つの授業(未来の仕事、自分の本をつくる方法、地域とつながる仕事)を受けてきたが、そこの根底にある思想は、大きな組織の決められたルール/土俵の中で勝負することではなく、自分という個人を律しながら、フレシキブルに周囲と連携し、プロジェクトを作り上げていくということ。
もちろん上っ面でやるのではなく、地に足をつけて、プロジェクトを実行に移していく。
そんな個人(フリーランス)が自分の求めるものであり、そういった人々を応援、支援をするプロジェクトもやっていきたいなあと思うわけです。
2010年27冊目