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真似のできない仕事術 ~BRUTUS 2010年 5/1号~ [2010年読書記録]


BRUTUS ( ブルータス ) 2010年 5/1号 [雑誌]

BRUTUS ( ブルータス ) 2010年 5/1号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2010/04/15
  • メディア: 雑誌


読書完了日:2010/04/27

雑誌BRUTUSの仕事術特集第2弾。第1弾は逃していたので、今回は忘れずに購入しました。

【ポイントメモ】
<星野佳路>
・あえて写真を横長にトリミングし、人間の目線に合わせ、社内ブログにのせる。
・現場を多く丹念に見ること
・スタッフの本音に耳を傾ける
 そのためにはフラットでオープンに

<片山正通>
・圧倒的なリアル。模型をリアルに作る。
・ふつうであることを恐れない。
・超敏感力

<伊藤直樹>
・身体性。一度泣く。

<阿部千登勢>
・自分の手の届く範囲で

<シェ・パニース>
・昨日と違うことをする。
・チームに指揮者はいらない
・技術ではなく”やり方”を教える

<ジェームズ・ダイソン>
・”間違った考え方”をしてみる

【気付き】
上記以外にもなかなかしびれる仕事術が満載です。各人の仕事術以外にオフィス、仕事場の写真も必見です。そこで使われているモノたちも非常に気になります。

ものすごい「大きな」ことをやるのではなく、「自分の手の届く範囲」で「リアル」な仕事をしていきたいと思う。自分と仲間の連携のようなゆるめな感じで。自分の身体、心から遊離しない「地に足の着いた」仕事がいい。そんなヒントをもらった気がします。

2010年36冊目
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Ustreamを使った中継で見えてくるモノ [日々の考察]

本日のSoftbankの決算発表会。当然のごとく、Ustreamで生中継です。



生中継で見れてしまうことのすごさ。タイムラグもないし、マスコミでの情報編集、情報操作も入らずに、ストレートに経営者の声を聞くことができる。もちろん経営者側もそれに対応できるだけのビジョンや語る力がないと、逆にきつい批判にさらされることになる。リアルタイム(生放送)だけに隠しようもない。

孫正義社長は、無難にこなす以上の非常に素晴らしい説明をされている。以前紹介した会社説明会での講演と同様に単なる決算発表に終わらず、本当に期待を持たせてくれる内容となっている。NTT、KDDIの動きを確実に捉えた分析/提言、総務省へのジャブなど、自分の会社を守るだけでない、攻める感じがまた面白い。

正直softbankを応援しよう!!と思える説明です。
もちろんこれだけ公開で宣言しているので、できなかった場合の非難はこれまで以上にきついものになるはず。そこも見すえての発表なのでしょう。

Ustreamなどのリアルタイム中継の良さ、素晴らしさ、そして怖さを感じた中継でした。ただこれは絶対に変化を起こすことのできるツールだと思う。自分も今後使っていきます!!

あ、説明の中で語られていたモバイルインターネットの今後やライフスタイルの変化にも注目ですね。

働き方ってひとつじゃないですよね? 〜オランダのワークシェアリング〜 [日々の考察]

まずは下の動画見てみてください。



ワークシェアリングがすすむオランダ。教師や警察官でもワークシェアリングが進んでいる。
当初から機能したわけではなく、試行錯誤の結果。
 ・同一労働、同一賃金。
 ・解雇後3年間は収入の70%を保障。
 ・派遣社員の次の仕事を探す義務は派遣会社がある。
などを実現し、ワークシェアリングが非常に機能している。

ワークシェアリングが全てベストだとは思わない。番組の意図もあるので、いい部分だけを放送しているという面も忘れてはいけないと思う。しかし、家族と過ごす時間を増やしたいので、仕事の時間を減らす、夫婦で1.5人分稼げば十分で、男性も家事を楽しみ、子どもとの時間を当たり前に楽しむ。そういう働き方を選べるっていいですよね。がっつり働きたい人は頑張ればいいわけだし。

今の日本の考え方だと、どうにか正社員になって、そこにしがみついていくことが重要になってきている。自分も通ってきた就職活動もそこにしがみつくことが前提になっているし。なんでこうひとつの考え方、価値観に固執してしまうのだろうか?価値観を比較して、優劣をつけている感もあるし。優劣ではなく、フラットに価値観を選択できる社会が理想かな。まずは自分の周りからそんな感じにしていきたい。

Given Situationを変える力 〜どの会社でも結果を出す CEO仕事術〜 [2010年読書記録]


どの会社でも結果を出す CEO仕事術 いつも「経営者の目線」を持て

どの会社でも結果を出す CEO仕事術 いつも「経営者の目線」を持て

  • 作者: 吉越 浩一郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/04/25

【きっかけ】
著者の吉越氏。何冊かすでに著作も読んでいます。日本の大企業の一般的な経営者とは異なる人生を楽しむという視点を持っていられる経営者。経営者の目線で仕事をせよという彼の仕事術はいったいどんなものなのか?

【ポイントメモ】
・仕事はゲーム
 社長が一番面白い。裁量権が一番広い。
・ゲームは勝つから面白い。
・人間は弱い生き物。「性弱説」
・常に「経営者の目線」を持つ
・日本の大企業は自立心を奪う。
 調整型の人間ばかり。
・現場を知らなければ正しい指示は出せない
・「Deliver the result!」(結果を出す)
  →結果を出せば必ず状況は好転する
・常にこの会社を良くするにはを考える
・「Given Situation」(与えられた状況)を変える力が求められている
・状況判断と指示。それがリーダーの任務。
・判断力と実行力
  判断を避けるのが最悪の上司
  管理職になっても守りに入るな(部下の時に思っていたことを実行する)
・社長は損益計算書の責任者
・社内向けの資料をパワーポイントで作る会社は要注意
 書類の出来栄えと仕事の能力は必ずしも一致しない

【気づき】
著者の根本にある「デッドライン」、「早朝会議」、そしてその根本にある「見える化」については、この本の中でもなんども紹介されていますね。特に「デッドライン」の意識は自分の中にもしっかり浸透させていきたいなと。

今回の著作で一番心に響いたのが、
「Given Situation」(与えられた状況)を変える力


所与の中でどう結果を出すかが、学校でも会社でも今まではすごく問われていた。そこで結果を出せば、自然と評価もついてくるという形ではあったが、今はそもそもその所与の状況を疑い、変えていくことが必要になっている。今までとは違う「判断」をし、それを「実行」していく力と気持ちが重要。

ただ著者の話はある程度、大規模組織での結果の出し方、変化を生み出す力に重点を置いている関係で、どうも腑に落ちない部分が多かった。もっと小さなフレキシブルな組織での働き方、動き方が気になる。

<参考リンク>
スピード感のある会議&デッドライン
「残業ゼロ」の人生力
「残業ゼロ」の仕事力
【再読】「残業ゼロ」の人生力

2010年35冊目
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電子書籍だけでなく本全体の将来像を描く 〜電子書籍の衝撃〜 [2010年読書記録]


電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

  • 作者: 佐々木 俊尚
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2010/04/15
  • メディア: 新書


読書完了日:2010/04/23

【きっかけ】
電子書籍(iPhoneでも読める)、しかも購入時はお手軽な値段で買えたので、iPhoneで読んでみました。予想以上に熱い内容でした。

【ポイントメモ】
・音楽のように本も「アンビエント化」していく。
  →どこにでも本が「遍在」し、新旧、誰が書いたかを問わず、
   フラット化していく
・アンビエント化するためのプラットフォームができつつある
  →AmazonのKindle、iPadのBookStore、Googleのブック検索
・誰でも書き手になれる(セルフパブリッシング)
  →出版社は書き手と360度契約、そしてスモールビジネス化
・記号消費の終焉
・若い人が活字離れしていない。逆に増えている。
・問題なのは流通構造。取次体制。
  →出版社から取次に卸す際に委託なのに、
   いったん委託分すべてお金をもらっている。
   返品があった場合、さらに本を卸して、返品分を
   相殺してもらうという構造。
   完全な自転車操業。
・取次もデータ配本で、本の価値を判断できなくなっている。
・コンテンツ重視からコンテキスト重視へのシフト
・往来堂書店、松丸本舗
  →本棚というコンテキストに沿って本を並べている
  →非常に手間とコストがかかる
・ますモデルは終演し、マイクロインフルエンサーが重要に。
  →ソーシャルメディアの中での、コンテキスト構築がポイントに。

【気づき】
最初は紙媒体の本が衰退し、iPadとかKindleのような電子ブックの話がメインかなと読み始めたら、そんな表面的なことではなく、本の位置付けが今後どう変わっていくのかを予測したすばらしい1冊でした。音楽業界の動きをなぞっていくことで、出版業界の今後を鋭く予測していますね。

出版業界でもスモールビジネス化、そして360度契約になっていくという話は納得。やはり大規模な組織ではなく、小さくスピーディーに動けて、かつトータルでプロデュースしていく。そういう働き方へのうねりがいろんなところに芽生えてきているのがわかります。

日本のいろいろな業界もどんどんこういう動きになっていて欲しいですね。

2010年34冊目
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豊かさを育む教育 〜フィンランド豊かさのメソッド〜 [2010年読書記録]


フィンランド豊かさのメソッド (集英社新書 (0453))

フィンランド豊かさのメソッド (集英社新書 (0453))

  • 作者: 堀内 都喜子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/07/17
  • メディア: 新書


読書完了日:2010/04/17

【きっかけ】
気になっている国の一つで有るフィンランド。人口やGDPは北海道と同程度。しかし非常に強い国際競争力を持っている。教育にも非常に注目が集まっている。その背景に何があるのか?

【ポイントメモ】
・国際競争力世界一位になったとはいえ、休むことも忘れていない。
 夏休みは4週間以上が当たり前。(これは他の国でも多い)
・教育
  質の高い教師
  偏差値や能力別クラスなどがない
  経済格差が少ない
  地域差があまりない
・教え育む教育落ちこぼれを出さず、学力差も出さず
・大人になっても生涯学習
 大人になっても勉強したい人に応える教育システム
・偏差値や出身大学の格ではなく、どこで何を勉強したかが問われる学歴社会

【気づき】
ポイントメモには書いていませんが、文化的や民族の性格的にも日本人と似ている部分が多いようであり、一度行ってみたいなと思わせるものがありました。決して大国とは言えない国が国際競争力をどのようにつけていくのか。ただいわゆる経済大国を目指すのではなく、少ない人々でいかに豊かに生活していくのか。そこを考え、実行にうつした結果なんですね。

ついつい大国、大きくなることを夢見てしまいますが、そうではないモデルがフィンランドにある気がします。日本もそういう豊かさモデルが成熟していくといいですね。

2010年33冊目
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保険の見直しをする際には是非一読を! ~生命保険のカラクリ~ [2010年読書記録]


生命保険のカラクリ (文春新書)

生命保険のカラクリ (文春新書)

  • 作者: 岩瀬 大輔
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/10/17
  • メディア: 新書


読書完了日:2010/04/15

【きっかけ】
ライフネット生命の岩瀬さんが書かれた日本の生保の内部事情をばっさりと明らかにした1冊。本日4/15までの公開なんですが、ネット上で全文PDFでダウンロードできます。

【ポイントメモ】
・生命保険はそもそも「共助」の仕組み
  →日本は貯蓄の要素が強い(養老保険)
・生保のGNP(義理・人情・プレゼント)
・人生で2番目に大きな買い物(になる可能性)
  →意識出来ている人は少ない
・付加保険料=保険会社が取る手数料部分。非常に高い。
  →営業職員による対面、訪問販売が強い
  →公開されていない。(ライフネット生命は公開した!)
・一生涯の死亡保障(終身保険)は必要か?
  →保険期間を限定した「定期保険」で十分では?
・保険に「ボーナス」はない。
  →契約期間中に結局自分がその分余計に払い込んでいるだけ。
・医療保険の必要性を再考する。
  →高額療養費制度の利用
・加入は必要最小限を心がける

【気づき】
あまりに無計画に生命保険に入ってしまっているなあと痛感。特にトータルで払う金額についての意識は皆無でした。家を除くと、本当に人生で2番目に高い買い物になる可能性もあるわけで。ちょっとここでは明かせませんが、我が家のプランも見直しが必要ですね。

生保業界自体も根本的に変わってくるんでしょうね。今のスタイルのままで営業し続けるのは限界のように思います。その結果、新しいタイプの保険が出てきて、「共助」の仕組みになっていくことを望みます。

2010年32冊目
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ScanSnap欲しい 〜日経ビジネス Associe ( アソシエ ) 2010年 4/20号〜 [2010年読書記録]


日経ビジネス Associe ( アソシエ ) 2010年 4/20号 [雑誌]

日経ビジネス Associe ( アソシエ ) 2010年 4/20号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日経BP出版センター
  • 発売日: 2010/04/06
  • メディア: 雑誌


読書完了日:2010/04/10

久々に「日経ビジネスアソシエ」を購入してしまいました。
文具特集が非常に魅力的だったので・・・。
クラウド(Evernoteとか)やiPhoneを組み合わせて、うまく文具を使うとい感じの特集です。

素直に読んでいて欲しくなったもの。

まずは、ScanSnap。これは引越し前に買って、紙資料整理したい。
FUJITSU ScanSnap S1500M FI-S1500M

FUJITSU ScanSnap S1500M FI-S1500M

  • 出版社/メーカー: 富士通
  • メディア: エレクトロニクス


A4横で、大きくかけて、切り離しもできる。
ScanSnapでも読み取りやすい。

A4ノート ニーモシネ 無地 N181

A4ノート ニーモシネ 無地 N181

  • 出版社/メーカー: マルマン
  • メディア:



ちなみに自分が愛用していて紹介されていたのは、

テープのり ドットライナーパワー タ-DM430-10

テープのり ドットライナーパワー タ-DM430-10

  • 出版社/メーカー: コクヨ
  • メディア: オフィス用品





どちらも手放せません。

2010年31冊目
タグ:magazine 文具
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年代別起業の仕方とLLP 〜会社のつくり方〜 [2010年読書記録]


会社のつくり方 (日経文庫)

会社のつくり方 (日経文庫)

  • 作者: 成毛 眞
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 新書


読書完了日:2010/04/08

【きっかけ】
「LLP」の設立ってどうするの?そもそも普通の法人との違いは?という件があったのと、あの成毛さんがどんな感じで会社のつくり方をまとめているのかが興味あり、読んでみました。

【ポイントメモ】
・失敗した時の心構えをもっておく。
 清算、再生などの会社のたたみ方も意識しておく。
・責任感の強すぎる人は社長に向かない。
 (あ、これは自分かも・・・)
・30代で会社を作る
  自分のフットワークを見極める
  自分にないものを身につける
  子会社として始める(親が事業をしている場合など)
   親が引退時にはホールディングカンパニーへ
   (この子会社案はなかなかいい)
・必要経費と最大可能売上を試算する
・ニュースリリースを計画してしまう
・会社設立のベストシーズンは4月中旬
・LLP
  有限責任制
  法人格はなし
  パススルー課税
  出資比率と異なる議決権割合や配当割合を
  組合契約によって自由に設定可能  

【気づき】
成毛さん独特のアクの強さはあまり感じられない1冊でしたが、年代別の起業スタイルをまとめた章は読み応えありますね。使えます。特に親の事業の子会社として始めるスタイルは、「地域とつながる仕事」でも応用出来るひとつのスタイルであるように思う。

LLPは非常に自由度がきく組織で、資本の論理だけにならない形態であり、今検討を進めている活動が将来的に営利面も含めて活動となると、非常に有効な組織形態であることを実感。もう少し勉強しようと思います。

2010年30冊目
タグ:LLP 会社 起業 book
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志高く。事を成す。 [日々、学ぶ]

Softbankの経営者孫正義氏が会社説明会で語った志。
Ustreamでも中継されていましたが、期間限定公開(残念)。

すばらしいことに、その内容を書き起こした方がいらっしゃいます。
是非読んでみてください。
なぜ彼が事業を展開するのか?その熱い志を知ることができます。

孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その1) | kokumai.jpツイッター総研
孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その2) | kokumai.jpツイッター総研
孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その3) | kokumai.jpツイッター総研


登りたい山を決める。
これで人生の半分が決まる。


彼がなぜ無謀と思えるような事業(YahooBB展開、Vodafone買収)などを手がけたのか。それは「志」ありきなのである。登りたい山があり、その「志」を達成するために、ある意味猪突猛進で進める。もちろんきっちり計画や戦略は立てているようだが、そのパワーは圧倒的である。

自分の「志」はなんだろうか?
その志に向けて、「事」をなしているのだろうか?
ものすごく揺さぶられます。

大きな「志」である必要はないと思う。
自分にとって「腑に落ちる志」であれば。
自分の登る山を決めよう。

是非一読をおすすめします。

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