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豊かさを育む教育 〜フィンランド豊かさのメソッド〜 [2010年読書記録]


フィンランド豊かさのメソッド (集英社新書 (0453))

フィンランド豊かさのメソッド (集英社新書 (0453))

  • 作者: 堀内 都喜子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/07/17
  • メディア: 新書


読書完了日:2010/04/17

【きっかけ】
気になっている国の一つで有るフィンランド。人口やGDPは北海道と同程度。しかし非常に強い国際競争力を持っている。教育にも非常に注目が集まっている。その背景に何があるのか?

【ポイントメモ】
・国際競争力世界一位になったとはいえ、休むことも忘れていない。
 夏休みは4週間以上が当たり前。(これは他の国でも多い)
・教育
  質の高い教師
  偏差値や能力別クラスなどがない
  経済格差が少ない
  地域差があまりない
・教え育む教育落ちこぼれを出さず、学力差も出さず
・大人になっても生涯学習
 大人になっても勉強したい人に応える教育システム
・偏差値や出身大学の格ではなく、どこで何を勉強したかが問われる学歴社会

【気づき】
ポイントメモには書いていませんが、文化的や民族の性格的にも日本人と似ている部分が多いようであり、一度行ってみたいなと思わせるものがありました。決して大国とは言えない国が国際競争力をどのようにつけていくのか。ただいわゆる経済大国を目指すのではなく、少ない人々でいかに豊かに生活していくのか。そこを考え、実行にうつした結果なんですね。

ついつい大国、大きくなることを夢見てしまいますが、そうではないモデルがフィンランドにある気がします。日本もそういう豊かさモデルが成熟していくといいですね。

2010年33冊目
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