自分のスタイル、手順を疑うことからはじめてみる ~小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則~ [2010年読書記録]
小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)
- 作者: ジェイソン フリード
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: 単行本
読書完了日:2010/06/14
【きっかけ】
37signalsのメンバーが書いた新しい仕事の進め方。大規模組織ではなく、小さなチームで、小回りよくしながらも、大きな仕事をこなしていく。そんなワークスタイルに興味があり、読んでみました。
【ポイントメモ】
・模倣は理解を飛ばしてしまう
・人は見積もりが下手。そんな長期のことはわからない。せめて2週間が限度。
・小さなパッケージで仕事を進める。
・会議はムダ。
・シンプルにする。なくすことも大事。
・必要なものは思ったより少ない
・芯から始める
・キュレーターになろう。大切なのは中に置かなかったもの。
・変わらないものに目を向ける
・問題は通常、単純で平凡な策によって解決することができる。
・履歴書はバカバカしい
・自分マネージャーを雇う
・文章力のある人を雇う
【気づき】
まずは今の仕事のスタイルを疑ってみること。必ずしもその手順が必要なのか?シンプルにできるのでは?その役割は必要か?省略できないか?そこから生まれてくる新しい形があると思う。それを実践しているのが、37signalsのスタイルのように感じられた。
最近本業以外の部分でプロジェクトに協力することが増えているのだが、知らぬ間に会社でやっている手順でタスクを実施している自分に気づくときがあり、その手順がはたしてこのチームでの活動にマッチしているのか?と疑問に思うことがある。
その実施している手順は、どちらかというときっちりと確実にという安全路線が強いものであり、チームとしてのスピード感や柔軟性、そしてメンバーの気持ちを害しているのではないか?という思いを持つことがある。
もちろん自分が持っている手法が有効な状況もあると思うので、まずはその手順の有効性をまずは疑い、吟味した上で、使い分けをできるようになっていきたいと思う。
2010年43冊目