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ふくちゃんと語る会で気づいたこと。「恵み」って? [日々、学ぶ]

先日、高知から来た福田安武氏の出版記念の「ふくちゃんと語る会」に行ってきました。

地域とつながる仕事」の友廣氏とつながりがあるふくちゃん。
「自然児」と呼ばれることも。

オオスズメバチの巣を捕まえ、山で自然薯を見つけ、川ではうなぎを、海でははまちなどの魚を釣ったりと。日常の都会生活では気づくことのない自然の「恵み」に気づく「知恵」。里山で育ち、里山の師匠たちが彼を「育んで」くれたことで、彼はそれに気づき、その知恵を持っているのです。

自然の中の「恵み」に気づき、それに感謝しながら、自分の大事な人にふるまう。すごくシンプルで、気持ちの良い生き方。

最後に、彼の話、そして本を読んで感じたこと。

ことさら「自然児」ということを取り上げる必要はないんじゃないか。ふくちゃんにとっては、「あたりまえ」のことをしているだけ。もちろん彼なりの悩みや苦しみはあるとは思う。一方で彼が実践していることは伝えていく価値はあるとは思う。ただそれを「特別扱い」するのではなく、自然な形で広がっていけばいいと思う。

そしてもう一つ。「恵み」という言葉。すごく心に響いている。ふくちゃんは自然の恵みだけでなく、人の恵みもすごく大切にしている。周囲の人への感謝、愛情が雰囲気に溢れていてる。大事にしていきたい考えですね。

ふくちゃんの本:
南の風社 - これ、いなかからのお裾分けです。
http://www.minaminokaze.co.jp/159.html

久米繊維工業の久米社長のお話からの気づき [日々、学ぶ]

とある件の相談で、久米繊維工業久米社長のところへ行ってきました。錦糸町にある本社にうかがったのです、とても綺麗なオフィスでテンションがあがります。

相談の件は、今後いろんな動きになっていきそう(追々紹介していければと)、久米さんのお話の中で、「なるほど!」、「面白い!」と思ったことがいくつかありました。

(1)身近にいる人が「かっこいい」と思える地域
   →食育・服育にもつながる
   →こだわりの「楽しい」ことをしている人々
    一見地味なことかもしれないが、本人にとっては最高の楽しみ
    「ハイ」な状態になっている
   →手を動かす仕事が多い。昔の教育に通じる。書やそろばん。
    体を動かすことも。反復運動的なもの(薪を割るとか)

(2)「公」と「私」のあんばい
   →相互信頼社会につながる

(3)「合意」じゃなくて、「強引」に
   →やりやすいところから始めると失敗する
   →周囲を巻き込む際には、入り口を間違えるとすべてを間違える

(4)人の夢、目標は聞いておく
   →どこでつながるかはわからない

他にも面白い話をいくつかお聞き出来ました。クリエイティブにいろんなことをやりながらも、きっちりと(しかし強引に)おさえるとこはおさえてというスタイルがさすがという感じでした。

全体として「育てる」ということに、ものすごく注力されているよう。
やはり注目な方ですね。ぜひいい感じで、つながっていけばいいなと!

隙間と先見性 〜マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎〜 [2010年読書記録]




読書完了日:2010/07/17

引越しだ、PJの立ち上げだーで、ブログ更新が滞り気味です。
一段落したので、また更新していきます。

【きっかけ】
こちらもR+から献本。発売日前に読むことができました。

【気づき】
「隙間」を見つけ出し、かつ先見性を見出し、ビジネスを組み上げていく姿が描かれています。ビジネス読み物という感じで、上手く教訓としてまとめ上げるのが難しい1冊。

2010年45冊目
タグ:book

内発的動機づけ 〜モチベーション3.0〜 [2010年読書記録]


モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

  • 作者: ダニエル・ピンク
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/07/05

【きっかけ】
R+から献本。発売日前に読むことができました。この記事でも紹介したこれからのモチベーションの形が気になっていたので、読んでみました。

【ポイントメモ】
・第三の動機づけ。内発的動機づけ。
・報酬によって、人のやる気を短期間起こさせることは可能だ。
 だが・・・必要な長期的なモチベーションが失われるおそれもある。
・オープンソースに携わっている人々は、
 清貧の誓いを立てているわけではない。
・人間が合理的だとなどとは、とうてい信じられないような
 行動を起こすことも多い。
・外的な報酬と罰は、アルゴリズム的な仕事には効果を発揮するが、
 ヒューリスティック的な仕事には、むしろマイナスに作用するおそれがある
・ひとたびこの基本的な報酬ラインが満たされてくると、アメとムチは、
 意図した目的とは"正反対"の効果を生み出す場合が多い。
・内発的動機づけは創造性につながり、統制された外発的な動機づけは、
 創造性を奪う
・交換条件つき」の報酬は、自立性を失わせる
・「交換条件つき」の動機づけは、発想が問われる課題には、
 まったく向いていない。
・報酬には依存性がある。
・金銭的な報酬を約束した場合と、コカインやニコチンを摂取した場合では、
 人間の脳を観察すると、気味が悪いほどそっくりな反応を見せるということだ
・「思いがけない」報酬を与えればよい。

【気づき】
やはりダニエル・ピンクの本は面白い。上記のポイントメモは前半部分だけの抜き出し。後半部分はまた別途あげます。

今の自分の本業は完全に、「交換条件つき」の仕事。内発的な動機づけは正直ほとんどない。そこで基本的な報酬ラインは満たされているからなのか、最近はその他の活動に積極的に参加しているように思う。やっちゃ場などがそれにあたる。

そういう活動の中では、この作業の報酬はなんて考えずに、純粋にやりたいと思い、活動をしている。ある意味、ゴールなんてない活動であり、ずーっと学んでいるような感覚を味わえる。それなりに社会的な意義みたいなモノも感じていることも大きい。

この感覚を共有したくて、いろんなサポート作業も自分にとっては苦も無く感じるのかもしれない。

2010年44冊目


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シンプルでクリアなプレゼンをするために 〜プレゼンテーション Zen〜 [2010年読書記録]


プレゼンテーション Zen

プレゼンテーション Zen

  • 作者: Garr Reynolds
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2009/09/07
  • メディア: ペーパーバック


読書完了日:2010/07/03

【きっかけ】
ぐちゃぐちゃとつめこんだプレゼンではなく、シンプルでクリアなプレゼンをしたい。そのきっかけとなればと思い、手にとってみました。

【ポイントメモ】
・創造力と制約の関係。制約があるからこそ、クリエイティブになる。
・アナログ式に計画を練る
・2つの問い。
 「何が言いたいのか?」
 「なぜそれが重要なのか?」
・簡素化に寄る増幅作用
・スライドと配布資料。詳細は配布資料に。
・余白の力

【気づき】
今、会社ではプロジェクトマネジメントを担当しているが、ついつい資料はすべてパワーポイントで作成してしまう。計画資料もそうだし、報告資料もそう。そうなると、ついつい詰め込みすぎの資料になってしまう。当然メッセージ性もない、シンプルどころか、読み込むことが必要な資料になってしまっている・・・。

もっとシンプルでメッセージを確実に伝えられるスライドを作っていきたい。
いや、スライドなしでもぐっとメッセージを伝えられるようにしないと。
その上で、聞いている人の注意を引き、理解を助けるようなスライドが作っていきたい。
この辺は試行錯誤していきたいところです。

2010年44冊目

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