みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの? [2010年読書記録]
読書完了日:2010/12/05
だいぶ前に読み終えていたのですが、記録出来ていなかった1冊。
奈良で毎年年始に行われている「「自分の仕事」を考える3日間」というイベントの第2回から生まれた1冊。
このイベント、いったん2011年の第3回で、最終回のようですね。
インタビューに出てくる方は、
三島邦弘(出版人/ミシマ社代表)
「こんなもんで」と思ったら、「こんなもん」でもいられないと思います。
馬場正尊(建築家/Open A 代表)
無駄に走ることを厭わない
土屋春代(フェアトレード団体 ネパリ・バザーロ代表)
ともに生きてゆく方法を探して
向谷地 生良(ソーシャルワーカー/浦河べてるの家理事)
生きるエネルギーを仕事からもらわない
隅岡樹里(CAFE MILLETオーナー)
じぶんの色や形をみつける
江 弘毅(編集者/編集集団140B総監督)
人格的な接触が大切だと思うんです。
松木 正(ファシリテーター/マザーアース・エデュケーション代表)
誰かとともにちゃんと「いる」ことで、自己肯定感もあがると思う
枝國栄一(料理人/くずし割烹 枝魯枝魯店主)
生きることは、死なないようにすることです。
あと、前書きで「地域とつながる仕事」でもお世話になっている友廣君
読んでいると、心が揺さぶられます。
内面で発生している感情は、インタビューイーへの感嘆だったり、
自分への怒りだったり、共感だったりと様々。
本当、読んでいると揺さぶられます。それは疑いようない事実。
この本に出てくる人と同じように生きる必要はない。
ただそこに「何か」ある。
自分を偽ることなく、働いて生きる。
そのヒントになったのが馬場さんのインタビューにある
「過剰適応」のくだり。あ、俺もこの要素強いなと。
馬場さんもそれを認めている。それも含めて自分なんだよね。
その上で、
期待されたり必要とされている状況には、可能なかぎりコミットしていいじゃないかな。
あ、まさしくこれだなと思った。自分の性分。
別にやり過ぎても、無駄になってもいいじゃないか。
オススメの1冊です。年末年始にゆっくりどうぞ!
【参考リンク】第1回のイベントの本の読書記録
ロジカルシンキングの前に 〜自分の仕事を考える3日間〜
2010年68冊目