人のつながりの重要性 [2004年読書記録]
読書完了日:2004/10/03
ちょっと気になるタイトルのこの本。
1400万円というちょっときりの悪い数字を使っているので、
余計に現実感があり、ちょっと読んでみました。
独立系コンサルを目指す若い人向けの指南書で、著者の経験に基づいて
読みやすい文章で、独立コンサルになるまでの軌跡、方法論、そして独立後の
進み方を提示しています。
例えば、
・若手コンサルの生きる道:スペシャリストコンサル
ゼネラリスト型の中小企業向けのコンサルは、経験豊富なベテラン経営コンサルの独壇場
・計画→投資→リスクテイキング→実践のサイクルを独立に向けて実行
・良き師匠を持つこと。
この師匠(メンターかな?)は、自分が切望しないと見つけることはできない。
・週末起業には否定的
法人相手のビジネスは厳しい。
本業との両立時に、両方に集中可能か?(リスクテイクをしてやらないことの限界)
・独立前の会社との円滑な関係を保つ
超円満退社⇒パートナー関係を保ち、受注機関として活用
全体のトーンとして感じられたのが、独立とは言え、人のつながりが
最も重要というきわめて当たり前の視点。
師匠と呼べる人の存在を見つけることや超円満退社、コンサル同士での連携と
いったことが繰り返し強く強調されている。
2004年38冊目
自分も業務では、ERPコンサルという肩書きでERPの導入サービスを
行っている。正直、この「コンサルタント」という肩書きに
戸惑いを覚える部分も多くあります。
しかし、この立場でサービスを提供する以上、プロとして最大限の
価値を提供をできるよう常にこの本で書かれているようなことを意識している。
ただこの本には、顧客視点という部分の記述が少ないと思う。
独立コンサルになるための方法論ではあるのでしかたがない面もあるが、
顧客視点に対する意識が重要ではないか?
結局そのことが自分の価値につながるような気がしてならない。
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2004-10-03 15:29
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