「へんな会社」のつくり方 〜はてなの情報開示戦略 [2007年読書記録]
「へんな会社」のつくり方
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近藤 淳也
翔泳社
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おすすめ度の平均:
何にも変っていないよい
ウエッブ2.0時代の新世紀福音書
読書完了日:2007/01/19
日本でのWeb2.0系の企業の筆頭としても挙げられることの多い「はてな」。
サービスもさることながら、「あしか」と呼ばれるアナログタスク管理や
立ったままの会議スタイル、会議のポッドキャスト配信など
到底一般企業では実現できない仕事スタイルでも注目を集めています。
その経営者の近藤氏が書いた1冊。
内容は読んでもらうとして、
筆者の強烈な情報共有への信念を感じさせてくれる内容。
例えば
「情報を出すべきかどうか」を情報発信者が判断しないこと。全ての情報を出しておいて、情報閲覧者が「その情報を読むべきかどうか」を判断する。
情報を全て開示することのリスク、特にネット系サービスでは
評判が一気に広がり、致命傷となることのリスクも相当高い。
それを冒してでも、それ以上のメリットがあると考え、
事業をすすめる「はてな」。
一度働いてみたら、どう思うのだろう。
興味深い企業である。
2007年13冊目
【楽天で購入】「へんな会社」のつくり方
【Amazonで購入】「へんな会社」のつくり方他に気になった点として、
・ルールを作り変えるときに一番重要視するのが「たくさんの人がなるべく楽しめる」こと
・情報共有とは「自分のこと」を「多くの人のこと」に変える方法
・情報の私物化をしない
・新しい視点で既存の仕組みを破壊し、物事を再定義する力が求められている。
その新しい力とこれまでの蓄積をうまく融合させられるかどうかが
今後の企業やサービスの命運を握る。
・こっちよりこっちの方が重いのではないかという重要度の判断をすべきなのに、
こっちがいい、こっちが悪いという主張ばかりしている。
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2007-01-22 22:41
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