利益を『仮説→実行→検証』する 〜勝間式「利益の方程式」〜 [2008年読書記録]
読書完了日:2008/04/11
「売上」ではなく「利益」への着目。
しかも財務会計、管理会計のような月次、年次の利益管理ではなく、
現場での利益マネジメントを目指した実践の書。
厳密な利益算出方法ではなく、
利益 = (顧客当たり単価 - 顧客当たり獲得コスト - 顧客当たり原価) × 顧客数
という「万能方程式」でまとめている。
この方程式から自分の会社のビジネスを見直したり、
自分の働き方を振り返ったりと、実践に結びつく1冊。
ただ本まるごと使える感じで一気に消化できていません。
仮説→実行→検証を繰り返していかないと。
売り上げを上げるために利益を度外視して、無理な働き方や、必要もない 仕事を作ってしまっている。(P14)
ワークライフバランスを考える上でも参考になる1冊です。
2008年35冊目
【楽天で購入】勝間式「利益の方程式」
【Amazonで購入】勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─気になった点はものすごくあるのですが、
いくつかピックアップ。
・時間のアービトラージ(裁定)=多くの企業が利益を出せているのは、
「他社が追いつくまでの時間」の余裕を生かしているだけ
・顧客を集めるのに、顧客らか将来回収できるであろう金額よりも多額の投資を行って、
顧客を集めてしまう
・顧客の購買ポイントを押さえ、そこには十分にコストをかけるが、それ以外の面では
オーバースペックを避けるということが基本
→これはIT業界は肝に銘じないと行けないですね
・顧客の値引き要求をしたら、必ず、普段だったら付けていたオプションを削る、
提供内容を少なくするという形で、値引き後のトレードオフを示して、
支払う価値を感じさせる。
・日本では社員一人ひとりが「リターンを最大化する」のではなく、
「リスクを最小化」するように行動をする傾向がある。
・セグメンテーションの基本=年齢/性別/所得
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