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人を幸せにするプロジェクト [2004年読書記録]


実用企業小説 プロジェクト・マネジメント

実用企業小説 プロジェクト・マネジメント

  • 作者: 近藤 哲生
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2004/01/07
  • メディア: 単行本


読書完了日:2004/2/26

赤字、失敗プロジェクトが多数発生しているIT業界。
そのプロジェクトにかかわった人は、体も心もやられてしまう人が多い。
自分も2月半ばまでいたプロジェクトもむちゃくちゃな状況だった。
自分の心もだいぶすさんでしまった気がする。

そのような状況を打破するためのプロジェクトマネジメントの手法を
小説形式で紹介しているのがこの本。
まあハッピーエンドで終わるように作られているので、このままでは無理かなという
手法もあるが、非常に読みやすく勉強になる。

書いてある内容はいたって普通。
やはり肝になっているのは、かかわる人のヒューマンスキル、モチベーション。
そこをいかにして引き出すかが鍵になる。
そのためのルール、環境を作るように持って行くことがPMに問われている。
(メンバーに命令してやらせるのではなく、自発的に動くように持って行くのがポイントだと思う)

この本では成功の法則をプロジェクト終了後に振り返ってまとめているが、
この行為は失敗プロジェクトでも絶対に行うべきだと思う。
人の首切りや責任問題だけでなく、次に生かすために問題点を整理/分析し、
失敗の方向に舵を切ってしまったターニングポイントを洗い出し、
別のプロジェクトにフィードバックさせる仕組みを組織的に行うことは必須。

この本にもあるが、「問題発見が成功に近づいている」ことを考えれば、
振り返りで問題点を整理していけば、組織としての成功も見えてくるはずである。

2004年7冊目

次のプロジェクトでは、前回のような状況にはなりたくない。
人を幸せにするプロジェクトに入りたいし、したいと思う。

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