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昔のSE論理の押し付け? [2004年読書記録]


SEの処世術 (新書y)

SEの処世術 (新書y)

  • 作者: 岩脇 一喜
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 新書


読書完了日:2004/10/18

最近SEの仕事スタイルや実態を記したり、業界暴露的な書籍が増えてきています。
自分もIT系企業でSEやコンサルタントをやっているので
ちらちら目が行っていたのですが、なんかいやな感じがしてこの系統の本は
読んでいませんでした。(なんか内輪ネタ的な要素が強いのが多いんですよね)

まあ一冊くらいは読んでみるかということで、読んでみたのがこの本。

まずSEの3つの側面に重点を置いて、説明しています。
(1)サラリーマンとしてのSE
(2)職人としてのSE
(3)芸術家としてのSE

個別の論点では確かにねというところもあるのですが、
なんだか論調が昔の日本型サラリーマンの体育会系的香りが
強くて、納得という感じにならない。

自分がやってきたことの押し付けに感じられてしまう。
体育会系的側面が大事なのも否定はしないけど、今の時代、そして
新しい時代のSE像を提示して欲しかった。
筆者の「昔は良かった」、「自分はこうやった」という自慢としか
読み取れない。

SE側の論理しかないのも今の時代にはどうかな?と思う。
システムを使う側、ユーザー、ひいては顧客への視点というものが
すっぽりと抜け落ちていると思う。
どこを向いて仕事をすべきなのか?考えなくても分かるとは思うのだが。

2004年43冊目

・得意分野は「SEにとっての命綱」
・要約能力の重要性

この2つについての記述があったけど、これには非常に共感です。
自分もおろそかにしている部分があるので、注意しないとね。

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