常に自分の中でリスクを意識すること、他人任せにしない 〜会社に人生を預けるな〜 [2009年読書記録]
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読書完了日:2009/03/26
「終身雇用制」。一昔前の日本の典型的な経営手法の一つでした。
皆さん、この制度をどう思いますか?
雇用安定につながり、「良い」と考えるか?
あるいは人材の流動性を落としてしまい「悪い」と考えるか?
勝間氏はこの本で、この制度を
終身雇用が「安全」だと錯覚させ、「思考停止」を助長する制度
と断言して、変革を促しています。
雇用という安全を確保して、リスクがないように見せているが、
逆にそれが大きなリスクにつながってしまっていると。
企業の寿命が30年とも言われている中で、自分の人生を一つの会社に
預けてしまい、その中で無難に生きるようなスタイルを強制してしまうのが終身雇用。
確かに会社の中での評価に終始し、ポータブルなスキルを持たなかった場合、
その会社の寿命がつきた場合、人は大きなリスクにさらされてしまう。
もちろん人のリスク耐性はそれぞれなので、
終身雇用が完全に「悪」とは思わない。
ただそのリスクを可視化し、将来を想像し、自分で考えて
そのリスクを取るのかどうかを決める。
他(会社、お上、他人、家族)に任せてしまう人生ではなく、
自分で決めていく人生にすべきではということかな。
【必要な行動】
常に
そこにあるリスクを意識する。
リスクを分散する。
必要に応じてリターンを求めて、リスクをとる。
リスクを可視化する。
ちょっと抽象的な行動ですが、まずは意識することから。
2009年29冊目
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