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ゆったりと幅を持たせて進む、時には流されてみる 〜アライアンス「自分成長」戦略〜 [2010年読書記録]


アライアンス「自分成長」戦略

アライアンス「自分成長」戦略

  • 作者: 平野敦士カール
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2009/04/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


読書完了日:2010/08/16

【きっかけ】
新しいキャリアを考える上でヒントになるかなと思い、手にとった1冊。

【ポイントメモ】
・「最短距離」型のキャリア戦略は自分の可能性を
 狭めてしまう可能性がある。
・寄り道キャリアメイク
・周囲の人から長期的な信頼を獲得し、その人たちの力を
 借りながら成長していく。
・3行自己紹介
 (1)現在の自分
 (2)これまでの自分
 (3)相手に与えたい自分のイメージ
・半径3mの信頼を勝ち得ることから始めるべき

【気づき】
寄り道という考え方がいいですね。自分も2年ちょっと前までは、きっちり目標決めて、それに向けて動いて・・・ということを実践しようとしていた。ただそれって、すごく視野が狭くなりやすい。目標自体も本当に腹に落ちて、納得しきっているわけじゃないし。

自分にも幅を持たせて、ゆったりと構え、いい意味で「なるようになるさ」というスタイルをとる。寄り道というより、流されることも必要なんだろうと感じている。

昨日読んだこのコラムに通じるものがある。
川に流されるような生き方 森と街をつなぐ 人と自然 環境活動 サントリー

【関連エントリー】
1の力を10倍にする アライアンス仕事術

2010年49冊目
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提供者側の視点でなく、そこに住む人々の視線で 〜地域再生の罠〜 [2010年読書記録]


地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)

地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)

  • 作者: 久繁 哲之介
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 新書


読書完了日:2010/08/15

【きっかけ】
各地域(特に県庁所在地や交通の要所的な街)に行くと、いつも既視感を感じる。同じような街のつくりで、同じような公共施設があり、同じお店がある。しかし、東京のような賑わい感がない。東京のミニチュア、あるいは金太郎飴のような街。

もちろん各地域の良さはあるんだけど、最初に訪れた際に感じる違和感はぬぐいきれない。
各地域も懸命に取り組まれていると思うのだが。
そんな「地域再生の罠」について、解説してくれている1冊。

【ポイントメモ】
・地域再生の施策が、中高年男性目線のものが多い。
 また「上から」目線の施策も多い。
・土建工学者が建物が完成したことで「成功」事例としてしまう。
 箱物を賑わうのは開店当初とイベント時だけ。
・「成功」事例の安易な模倣。本当に「成功」なのかの確認はない。
 成功は「提供者」目線のプロバガンダにすぎない。
・そもそも需要も共有もないのに商店街活性化は必要か?という
 根源的な問いはなされていない。
・利益は個店単独で出すのではなく、地域で利益を出す
・スローフードの本質は、「大切な人との交流」。
 グルメ化とは異なるもの。
・まずは地元市民に愛されること
・市民が主役になれる仕組みづくりが重要。
 (上勝町の葉っぱビジネス)
・心の空洞化
・7つのビジョン
 私益より公益
 経済利益より人との交流
 立身出世より対等で心地よい交流
 器より市民が先に尊重される地域づくり
 市民の地域愛
 交流を促すスローフード
 心の拠り所となるスポーツクラブ、居場所
・顧客を地域全体で共有する
・交流拠点。公的支援はここに集中する。

【気づき】
久々に読んでいて、引き込まれる感じでした。自分が各地域の都市で感じていた違和感の「モト」を明らかにしてくれた。土建のしがらみ、安易な他都市の事例流用、最初から失敗したときのことを考えた施策決定。そこにあるのは、「提供者側」の視点、言い訳のみ。実際に利用する人々の想いは、殆ど無視されている。

人とのつながりがある地域、都市。それが本来の姿であり、多くの人がそれを今求めている。しかし、何かを施策に落とそうという話になると、いつのまにか提供者側の話にすりかわっている。これは地域再生の話だけでなく、一般企業でも起きていると思う。お客さんのためにやっているはずが、いつの間にか自社の論理の展開になっているだけ。今自分が感じているストレスと同じである。

地域再生なんていう「形」にこだわるのではなく、様々な形で地域が楽しくなり、そこにいる人々が幸せになるような仕組みを作っていきたい。そんな仕事をしていきたい。ITをサポートツールとして使って、リアルな場を幸せにしていくような形かな。それが自分にとっての「地域とつながる仕事」。

【著者のブログ】
久繁哲之介の地域力向上塾

2010年48冊目
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ソーシャルメディアは必須な存在 [Web]

ソーシャルメディア、無視できないというか、もう必須な存在だと思うのです。



数字から見てもそのことはわかる。さらに使うことで、その影響力、自分の行動の変化を感じることができる。自分にダイレクトに響いてきます。

ギャザリングを通して、自分の人生を編集する 〜僕たちは編集しながら生きている〜 [2010年読書記録]


僕たちは編集しながら生きている (マーブルブックス)

僕たちは編集しながら生きている (マーブルブックス)

  • 作者: 後藤 繁雄
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2004/03/31
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/08/14

【きっかけ】
西村琢さんのブログで紹介されていたのが、この本を知ったきっかけ。いわゆる雑誌とかの「編集」ではなく、自分の人生や生活を「編集」して、いかに快適に過ごしていくかということに最近は非常に興味があり、手に取ってみました。

【ポイントメモ】
・編集とは日々を生きていく「技術」、「術」。生活編集。
・「遠くでも流行る店」にするためにはどのようにすればいいか
・「ギャザリング」をコンセプトにする

【気づき】
自分の生活を編集をしていく上で、キーワードだなあと思ったのが「ギャザリング」。つまり集まること。リアルな場で集まり、Webやソーシャルメディアで集まり、そこから発生してくるプロジェクトで自分の人生を彩りあるものにしていく。

このスーパースクールはそんなギャザリングを1996年からやってたんですね。もっとこういう活動を知っていて、参加してたら、自分の人生どうなってたかな?なんて夢想してもしょうがないわけで。自由大学から広がるプロジェクトなんかも、これと似ていている点もある。

今からでも遅くはないと思っている。様々な「ギャザリング」を通して、自分の人生を編集していこう。

【著者のサイト】
独特編集者・後藤繁雄のウェブサイト
この本のベースになっているスーパースクールは現在も継続されているようですね。
ちょっとどんな感じか興味あるなあ。

2010年47冊目
タグ:book 編集
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24H仕事百貨のUstサポートを担当してきました! [日々、学ぶ]

ちょっと前の話なのですが、7月30日~31日に実施された「24H仕事百貨」のUstサポートを実施してきました。

この企画は、東京仕事百貨の中村健太さんが24Hに渡って、様々な働き方をしている方々と30分間ずつトークをしていくというもの。若干の休憩タイムはあるにしても、24時間ですよ!どうなることか思いきや、無事完走!様々な方の働き方という点が24時間という面で押し寄せてくる圧倒的なイベントでした。

今回は、Ustの方は今回トークにも参加していた「江口晋太郎」さんの方でセットアップ済。自分は31日の中継実施とTwitterでのつぶやきが担当です。

いくつか印象的なトークを。

若いのに妙に偉そうだった林君(笑い)


東京R不動産の林厚見さん。


青家の青山有紀さん。


最後は、西村佳哲さん。西村さんのトークというより、健太さんへの質問になってしまっていますが、深い質問をされています。


中継する側だったので、話に聞き入る感じではなかったので、今度ゆっくり聞こうと思います。

チームスポーツの独特な感じを想い出した 〜男道〜 [2010年読書記録]


男道

男道

  • 作者: 清原 和博
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/01
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/08/07

図書館で見つけて、思わず読んでしまった1冊。
清原って好きというか、なんだかずっと気になる存在なんですよね。

スポーツをやっている時のあの真っ白な勝負を求める感覚、
そこで生まれるチームの一体感。そんな感じを久々に思い出しました。
中高とバスケに熱中していた頃。あんな想いが今はなくなっているなあ・・・。

もっと深いところではいろいろあったと思うのだが、その辺をもう少し深掘りされていると面白かったのになあ。巨人との確執や、筋力トレーニングや怪我の話など、なんとなく表面的にサラッと書かれているだけの印象。大人、組織の事情が見え隠れしてしまう。

2010年46冊目
タグ:book
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近況報告 [life]

すっかりブログが放置気味です。

本も読めてないし、仕事も新しいプロジェクトが始まったりで、ちょっとバタバタ気味です。

最近は、

・長年住んだ川崎市高津区から都内に引越ました。
 中古マンションをリノベーションして、暮らし始めております。
・先日の東京仕事百貨さんの「24H仕事百貨」のUstサポートやってきました。

などなど、ブログに書きたいこととかあるのですが、時間が取れていないですねー。


ふくちゃんと語る会で気づいたこと。「恵み」って? [日々、学ぶ]

先日、高知から来た福田安武氏の出版記念の「ふくちゃんと語る会」に行ってきました。

地域とつながる仕事」の友廣氏とつながりがあるふくちゃん。
「自然児」と呼ばれることも。

オオスズメバチの巣を捕まえ、山で自然薯を見つけ、川ではうなぎを、海でははまちなどの魚を釣ったりと。日常の都会生活では気づくことのない自然の「恵み」に気づく「知恵」。里山で育ち、里山の師匠たちが彼を「育んで」くれたことで、彼はそれに気づき、その知恵を持っているのです。

自然の中の「恵み」に気づき、それに感謝しながら、自分の大事な人にふるまう。すごくシンプルで、気持ちの良い生き方。

最後に、彼の話、そして本を読んで感じたこと。

ことさら「自然児」ということを取り上げる必要はないんじゃないか。ふくちゃんにとっては、「あたりまえ」のことをしているだけ。もちろん彼なりの悩みや苦しみはあるとは思う。一方で彼が実践していることは伝えていく価値はあるとは思う。ただそれを「特別扱い」するのではなく、自然な形で広がっていけばいいと思う。

そしてもう一つ。「恵み」という言葉。すごく心に響いている。ふくちゃんは自然の恵みだけでなく、人の恵みもすごく大切にしている。周囲の人への感謝、愛情が雰囲気に溢れていてる。大事にしていきたい考えですね。

ふくちゃんの本:
南の風社 - これ、いなかからのお裾分けです。
http://www.minaminokaze.co.jp/159.html

久米繊維工業の久米社長のお話からの気づき [日々、学ぶ]

とある件の相談で、久米繊維工業久米社長のところへ行ってきました。錦糸町にある本社にうかがったのです、とても綺麗なオフィスでテンションがあがります。

相談の件は、今後いろんな動きになっていきそう(追々紹介していければと)、久米さんのお話の中で、「なるほど!」、「面白い!」と思ったことがいくつかありました。

(1)身近にいる人が「かっこいい」と思える地域
   →食育・服育にもつながる
   →こだわりの「楽しい」ことをしている人々
    一見地味なことかもしれないが、本人にとっては最高の楽しみ
    「ハイ」な状態になっている
   →手を動かす仕事が多い。昔の教育に通じる。書やそろばん。
    体を動かすことも。反復運動的なもの(薪を割るとか)

(2)「公」と「私」のあんばい
   →相互信頼社会につながる

(3)「合意」じゃなくて、「強引」に
   →やりやすいところから始めると失敗する
   →周囲を巻き込む際には、入り口を間違えるとすべてを間違える

(4)人の夢、目標は聞いておく
   →どこでつながるかはわからない

他にも面白い話をいくつかお聞き出来ました。クリエイティブにいろんなことをやりながらも、きっちりと(しかし強引に)おさえるとこはおさえてというスタイルがさすがという感じでした。

全体として「育てる」ということに、ものすごく注力されているよう。
やはり注目な方ですね。ぜひいい感じで、つながっていけばいいなと!

隙間と先見性 〜マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎〜 [2010年読書記録]




読書完了日:2010/07/17

引越しだ、PJの立ち上げだーで、ブログ更新が滞り気味です。
一段落したので、また更新していきます。

【きっかけ】
こちらもR+から献本。発売日前に読むことができました。

【気づき】
「隙間」を見つけ出し、かつ先見性を見出し、ビジネスを組み上げていく姿が描かれています。ビジネス読み物という感じで、上手く教訓としてまとめ上げるのが難しい1冊。

2010年45冊目
タグ:book

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