日本の住環境に一石を 〜老朽マンションの奇跡〜 [2010年読書記録]
読書完了日:2010/08/21
【きっかけ】
吉祥寺駅から徒歩県内のマンションを500万で購入し、200万でリフォーム。なんとも信じ難いが、それを実現した著者。日経ビジネスでも紹介されていましたね。どのようにして実現したのか?興味深い1冊です。
【気づき】
日本の住環境は画一的なモノが多い。LDK神話というか、ライフスタイルとかあまり考えずに、住宅メーカーに押し付けられた間取りで、無理やり生活しようとする。金銭的な問題もあり、若い世代は通勤とかには適してない郊外に住まざるを得ない。郊外が悪いというつもりはないが、人間性を失うような通勤スタイルを選ぶことがいいとは思えない。
そういった画一的な住居スタイルではなく、この本のように、古くても立地がよく、味のある建物をリノベーションして、使用していく。我が家も先日中古マンションをリノベーションして、快適に暮らしています。そこには生活に「彩り」が生まれてくる。
リノベ以外にもシェアハウスをしたり、古民家に住んだりと、新しい住環境で生活をし始めている人が増えていると感じる。
そんな人たちを応援する意味でも、この本は日本の住環境に一石を投じる本だと思う。住宅購入とか考えている方、是非一読することをおすすめします。
2010年50冊目