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かもめ食堂 [2010年読書記録]


かもめ食堂

かもめ食堂

  • 作者: 群 ようこ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/09/26

図書館でふと「食」に関連するようなコーナーがあって、たまたま手にとった1冊。
映画とかで結構話題になっていたけど、手にとったことはなかった。

フィンランド、いったいどんな感じなんだろう。
出てくる人物のそれぞれの人生模様が面白いですね。

ふと人生を変えてしまうきっかけ。
でも、その変わった人生でも日々の丁寧な営み/生活って大事ですよね。

2010年56冊目

爆発的な成長をマネジメントできるのか? 〜バイラル・ループ〜 [2010年読書記録]


バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある

バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある

  • 作者: アダム・ペネンバーグ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/09/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


読書完了日:2010/09/26

【きっかけ】
Fans:Fansさんから献本いただいた1冊。
ウィルス感染のように爆発的な急成長。その訳に迫った1冊。

【ポイントメモ】
・ソーシャルメディアの進化。
 あの人から流れてきた情報というコンテキスト(文脈)が安心感をもたらす。
・ある一人の人間によって検索・収集された情報が、その人間の人間関係に
 基づいてあちこちにばらまかれ、多方向に広がっていく
・バイラルループのハブとなるのは、個人。
・バイラル係数=各メンバーが引き入れるあらたなメンバーの数。
 バイラル係数が1なら成長するが成長率は一定。
 1を超えていれば加速度的な成長につながる。
・規模拡大時にその速度にインフラが追いつけなくなる時期がある。
 そこを乗り越えられるかどうか。
・バイラル・ループ企業
  →Webベース、無料
  →コンテンツはつくらない。ユーザーがつくる
  →明快なコンセプト、直感的で使いやすい
  →ユーザーが自発的に製品、サービスを広める
  →ネットワーク効果あり
  →別のバイラル・ループとの相乗効果
   (イーベイとペイパルの関係)
  →臨界点を超えるとほぼ無敵。
・Webベース、コンセプトが単純、無料。
 →収益化という問題を抱える。広告モデルが通用しないユーザー。
 →ソーシャルグラフ(人間関係)の利用。
  ユーザーをパートナーとして考える。

【気づき】
若干ネット企業の歴史を振り返る感が強いが、面白い1冊でした。爆発的な成長をユーザーがコンテンツをつくり、自分たちで拡散していく。この部分が非常に面白い。

ユーザーに委ねてしまうので、正直怖さはあると思う。ついつい自分たちの思うようにコントロール、マネジメントしたくなる。そうすると、ユーザーから反発を食らい、場合によっては破綻にも追い込まれる。管理するのではなく、ユーザーではなく、パートナーとして捉え、一緒に動いていく。

マネジメントの新しい形なのかな?ソーシャルメディアとかでは、
そもそもマネジメントという言葉自体もなじまない気もしている。
新しいコンセプトが必要な時期に思える。

2010年55冊目
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帰属願望が力の源泉 ~イサム・ノグチ―宿命の越境者~ [2010年読書記録]


イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫)

イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫)

  • 作者: ドウス 昌代
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/07/15
  • メディア: 文庫



イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者

イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者

  • 作者: ドウス 昌代
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/07/15
  • メディア: 文庫


読書完了日:2010/09/20

誰かのブログで目にした「イサムノグチ」という芸術家の名前。

イサム・ノグチ。

日本人の父親とアメリカ人の母親の間に産まれ、
日本とアメリカ、どちらにも帰属意識が持てず、その帰属への願望を力に
彫刻、庭園などを手がけてきた。
(詳細はイサム・ノグチ-Wikipedia参照)

日本に行けば外人として見られ、アメリカに行けば日系と見られ、
常に「ヨソモノ」としての感覚にとらわれる。
しかも20世紀初頭と今より差別意識の強い時代。
どこにも所属できず、「ノマド」的に
世界各国を転々と移動する生活は、想像を絶する。

しかしその所属の無さが、彼の力の源泉になっていたかと思うと、
なんだか皮肉を感じてしまう。

香川の牟礼という町に彼が日本でのアトリエとした場所があり、
イサム・ノグチ庭園美術館」になっているとのこと。
彼が残したアトリエをいつか見てみたい。

2010年54冊目
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島から学ぶ「幸福」、そしてそれを築き上げる人々の動き ~島会議 vol.2に行ってきた~ [日々、学ぶ]

日曜日に実施された「島会議 vol.2」に行ってきました。
6月に第1回が開催されていて、前回は出席できなかったのですが、今回は参加です。

「地域活性化」というと、ともすれば
経済の論理だけで片付けられがちです。

曰く、地域の活性化には
<ヒト・モノ・カネ>が重要である、と。
もちろん、それらが必要であることは否定しません。

ただ、全国で最もヒト・モノ・カネが充実していて、
活性化している地域は東京です。
だからみんな目指そうとするのだけれど、
どこでも東京のような都市になれるかというと
それが難しいことは自明です。
そもそも東京が本当に活性化した地域なのか?
という疑問もあります。

特に、島はそれが顕著です。


そんな「島」での「幸福」とは何か?
島以外の地域でも当てはまることは何か?
その島でどういう「生活」、「仕事」がつくられているのか?
(そして、裏で動く人々はどういう動きをしているのか?)

そんな興味を持って、「島」とは縁がない自分が参加してきました。

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久々に微速度撮影 〜初台オペラシティ〜 [Photo]



久々に微速度撮影してみました。
ゆっくり流れていく雲が好き。

インタビューの基本 ~インタビュー術!~ [2010年読書記録]


インタビュー術! (講談社現代新書)

インタビュー術! (講談社現代新書)

  • 作者: 永江 朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/10/18
  • メディア: 新書


読書完了日:2010/09/05

【きっかけ】
人に会いに行き、話を聞かせてもらうインタビュー。マスコミ関係でなくても、必要な技術であると思う。その人の良さを引き出しつつ、インタビュアーの想いも入れていく。そんなインタビュー術に興味があり、読んでみました。

【ポイントメモ】
・引き出すタイプのインタビュー=黒柳徹子タイプ
 斬り込むタイプのインタビュー=田原総一朗タイプ
・インタビュー記事は、インタビュアーや編集者によって、
 切り取られ編集されたもの
・オフレコはそのままは使えない。
 そこででた言葉やインタビュー記事のトーンや雰囲気を決める。
・分かりやすい因果関係を求めてしまうのも危険。 

【気づき】
インタビュー術だけでなく、インタビュー記事や本をどう読むかという感じの内容も多く、ちょっと期待していた内容とは違う1冊でした。ただシンプルにインタビュー術の基本をしっかりおさえている内容なので、安心して読めます。

企画の意図をきっちり掴む(打ち合わせをしっかりと)
 ↓
下調べを徹底的に(質問項目リストの準備)
 ↓
インタビューされる人は不安でいっぱい。
引き出すのか、切り込むのか?
周辺の質問から入り込んでいくのか?
 ↓
オフレコトークの扱い
 ↓
テープ起こし、テーマの絞り込み
 ↓
まとめ

自分が人に話を聴きに行くときに、どれも中途半端だなと。
最近はいろいろな方に話を聞きに行くことも多い。
習得したい技術です。

2010年53冊目
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「営み」を大事にした新しい原風景をつくる ~美しき日本の残像~ [2010年読書記録]


美しき日本の残像 (朝日文庫)

美しき日本の残像 (朝日文庫)

  • 作者: アレックス・カー
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 文庫


読書完了日:2010/09/01

【きっかけ】
確かこのブログ記事を読んで、興味を惹かれ、手にとった1冊です。

ちょうど神山に行く前に手に取っていた。アメリカ人でありながら、日本の原風景に強い興味をもち、四国徳島の奥地、祖谷の古一軒家を手に入れる。
日本の原風景が崩壊し、金太郎飴的な地域がたくさんできていることを憂いている。。

この本の元となる連載は、1991年頃。
その頃と今の状況は変わっていないというか、悪化している感じなんだろう。

ただ原風景に憧れるばかりでもしょうがない。
もちろん原風景も大事ではある。ただ人が生きていく「営み」もある。
その「営み」をまず身近なところから大事にすること。
そうすることが、結果として、日本の良さにつながっていくように思う。
新しい原風景をつくり上げていけばいいと思う。

2010年52冊目
タグ:book 日本 自然
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「ジカタビ in 神山」に行ってきた [life]

先週末、徳島は神山に行ってきました。
下記のツアーに参加してきました。
【募集】 8/28~29 ジカタビ in 神山 - ムラアカリをゆく

地域とつながる仕事」やその周辺でいつも話を聞いていた神山。
とにかく難しく考えずに、感じてこようと参加です。

高速バスで早朝に徳島駅に到着後、バスで1時間ゆられながら神山へ。
だんだん変わっていく風景を見ながら、だんだんぼーっとした気持ちになってきました。参加メンバーと合流して、神山の中をドライブして、お世話になる住民の方の家で皆でゆっくりお昼ごはん。

皆で山の中にある滝や川原に行って、子供のように潜ったり、魚をとったり、飛び込んだり。夜は雨で仮のテントを作って大騒ぎしながらバーベキューして、自然の恵みをいただく。

翌日は、生きている鶏をさばいているところを見て、ありがたく頂き、
さらには転引き漁で小魚をとったりと。

こんなことやったのはいつ以来だろう?高校生でキャンプして以来の出来事かな。

神山の方々のやさしい雰囲気、神山の自然、参加メンバーのパワーを感じているうちに、普段の生活に疲れている自分に気づいてくる。生命力を失っているんですよね。
いろいろ話していると、その感覚を忘れそうなので、あまり話もせず、ぼーっとその雰囲気を感じていました。(なので今回はほとんど写真も撮らずでした・・・)

滞在時間としてはわずかで、正直なところ、もう少しゆっくりしていたかったのが本音。そうすることで、風景や人、そして自分の気持の見え方も変わってくるんだろうなあ。また行きたい。

アメゴ
長ナスを豪快に焼く
鮎も焼く!
寄井座
神山の山々

写真は、参加者の @yousakana さんのブログにキレイにまとまっていますので、そちらもどうぞ!。
物語を届けるしごと | yousakana blog - 神山という土地の暮らしを感じる旅 「ジカタビ in 神山」


これ、いなかからのお裾分けです。

これ、いなかからのお裾分けです。

  • 作者: 福田 安武
  • 出版社/メーカー: 南の風社
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: -



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