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日本の住環境に一石を 〜老朽マンションの奇跡〜 [2010年読書記録]


老朽マンションの奇跡

老朽マンションの奇跡

  • 作者: 井形 慶子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/11/18
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/08/21

【きっかけ】
吉祥寺駅から徒歩県内のマンションを500万で購入し、200万でリフォーム。なんとも信じ難いが、それを実現した著者。日経ビジネスでも紹介されていましたね。どのようにして実現したのか?興味深い1冊です。

【気づき】
日本の住環境は画一的なモノが多い。LDK神話というか、ライフスタイルとかあまり考えずに、住宅メーカーに押し付けられた間取りで、無理やり生活しようとする。金銭的な問題もあり、若い世代は通勤とかには適してない郊外に住まざるを得ない。郊外が悪いというつもりはないが、人間性を失うような通勤スタイルを選ぶことがいいとは思えない。

そういった画一的な住居スタイルではなく、この本のように、古くても立地がよく、味のある建物をリノベーションして、使用していく。我が家も先日中古マンションをリノベーションして、快適に暮らしています。そこには生活に「彩り」が生まれてくる。

リノベ以外にもシェアハウスをしたり、古民家に住んだりと、新しい住環境で生活をし始めている人が増えていると感じる。

そんな人たちを応援する意味でも、この本は日本の住環境に一石を投じる本だと思う。住宅購入とか考えている方、是非一読することをおすすめします。

2010年50冊目
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ゆったりと幅を持たせて進む、時には流されてみる 〜アライアンス「自分成長」戦略〜 [2010年読書記録]


アライアンス「自分成長」戦略

アライアンス「自分成長」戦略

  • 作者: 平野敦士カール
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2009/04/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


読書完了日:2010/08/16

【きっかけ】
新しいキャリアを考える上でヒントになるかなと思い、手にとった1冊。

【ポイントメモ】
・「最短距離」型のキャリア戦略は自分の可能性を
 狭めてしまう可能性がある。
・寄り道キャリアメイク
・周囲の人から長期的な信頼を獲得し、その人たちの力を
 借りながら成長していく。
・3行自己紹介
 (1)現在の自分
 (2)これまでの自分
 (3)相手に与えたい自分のイメージ
・半径3mの信頼を勝ち得ることから始めるべき

【気づき】
寄り道という考え方がいいですね。自分も2年ちょっと前までは、きっちり目標決めて、それに向けて動いて・・・ということを実践しようとしていた。ただそれって、すごく視野が狭くなりやすい。目標自体も本当に腹に落ちて、納得しきっているわけじゃないし。

自分にも幅を持たせて、ゆったりと構え、いい意味で「なるようになるさ」というスタイルをとる。寄り道というより、流されることも必要なんだろうと感じている。

昨日読んだこのコラムに通じるものがある。
川に流されるような生き方 森と街をつなぐ 人と自然 環境活動 サントリー

【関連エントリー】
1の力を10倍にする アライアンス仕事術

2010年49冊目
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提供者側の視点でなく、そこに住む人々の視線で 〜地域再生の罠〜 [2010年読書記録]


地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)

地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)

  • 作者: 久繁 哲之介
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 新書


読書完了日:2010/08/15

【きっかけ】
各地域(特に県庁所在地や交通の要所的な街)に行くと、いつも既視感を感じる。同じような街のつくりで、同じような公共施設があり、同じお店がある。しかし、東京のような賑わい感がない。東京のミニチュア、あるいは金太郎飴のような街。

もちろん各地域の良さはあるんだけど、最初に訪れた際に感じる違和感はぬぐいきれない。
各地域も懸命に取り組まれていると思うのだが。
そんな「地域再生の罠」について、解説してくれている1冊。

【ポイントメモ】
・地域再生の施策が、中高年男性目線のものが多い。
 また「上から」目線の施策も多い。
・土建工学者が建物が完成したことで「成功」事例としてしまう。
 箱物を賑わうのは開店当初とイベント時だけ。
・「成功」事例の安易な模倣。本当に「成功」なのかの確認はない。
 成功は「提供者」目線のプロバガンダにすぎない。
・そもそも需要も共有もないのに商店街活性化は必要か?という
 根源的な問いはなされていない。
・利益は個店単独で出すのではなく、地域で利益を出す
・スローフードの本質は、「大切な人との交流」。
 グルメ化とは異なるもの。
・まずは地元市民に愛されること
・市民が主役になれる仕組みづくりが重要。
 (上勝町の葉っぱビジネス)
・心の空洞化
・7つのビジョン
 私益より公益
 経済利益より人との交流
 立身出世より対等で心地よい交流
 器より市民が先に尊重される地域づくり
 市民の地域愛
 交流を促すスローフード
 心の拠り所となるスポーツクラブ、居場所
・顧客を地域全体で共有する
・交流拠点。公的支援はここに集中する。

【気づき】
久々に読んでいて、引き込まれる感じでした。自分が各地域の都市で感じていた違和感の「モト」を明らかにしてくれた。土建のしがらみ、安易な他都市の事例流用、最初から失敗したときのことを考えた施策決定。そこにあるのは、「提供者側」の視点、言い訳のみ。実際に利用する人々の想いは、殆ど無視されている。

人とのつながりがある地域、都市。それが本来の姿であり、多くの人がそれを今求めている。しかし、何かを施策に落とそうという話になると、いつのまにか提供者側の話にすりかわっている。これは地域再生の話だけでなく、一般企業でも起きていると思う。お客さんのためにやっているはずが、いつの間にか自社の論理の展開になっているだけ。今自分が感じているストレスと同じである。

地域再生なんていう「形」にこだわるのではなく、様々な形で地域が楽しくなり、そこにいる人々が幸せになるような仕組みを作っていきたい。そんな仕事をしていきたい。ITをサポートツールとして使って、リアルな場を幸せにしていくような形かな。それが自分にとっての「地域とつながる仕事」。

【著者のブログ】
久繁哲之介の地域力向上塾

2010年48冊目
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ギャザリングを通して、自分の人生を編集する 〜僕たちは編集しながら生きている〜 [2010年読書記録]


僕たちは編集しながら生きている (マーブルブックス)

僕たちは編集しながら生きている (マーブルブックス)

  • 作者: 後藤 繁雄
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2004/03/31
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/08/14

【きっかけ】
西村琢さんのブログで紹介されていたのが、この本を知ったきっかけ。いわゆる雑誌とかの「編集」ではなく、自分の人生や生活を「編集」して、いかに快適に過ごしていくかということに最近は非常に興味があり、手に取ってみました。

【ポイントメモ】
・編集とは日々を生きていく「技術」、「術」。生活編集。
・「遠くでも流行る店」にするためにはどのようにすればいいか
・「ギャザリング」をコンセプトにする

【気づき】
自分の生活を編集をしていく上で、キーワードだなあと思ったのが「ギャザリング」。つまり集まること。リアルな場で集まり、Webやソーシャルメディアで集まり、そこから発生してくるプロジェクトで自分の人生を彩りあるものにしていく。

このスーパースクールはそんなギャザリングを1996年からやってたんですね。もっとこういう活動を知っていて、参加してたら、自分の人生どうなってたかな?なんて夢想してもしょうがないわけで。自由大学から広がるプロジェクトなんかも、これと似ていている点もある。

今からでも遅くはないと思っている。様々な「ギャザリング」を通して、自分の人生を編集していこう。

【著者のサイト】
独特編集者・後藤繁雄のウェブサイト
この本のベースになっているスーパースクールは現在も継続されているようですね。
ちょっとどんな感じか興味あるなあ。

2010年47冊目
タグ:book 編集
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チームスポーツの独特な感じを想い出した 〜男道〜 [2010年読書記録]


男道

男道

  • 作者: 清原 和博
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/01
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/08/07

図書館で見つけて、思わず読んでしまった1冊。
清原って好きというか、なんだかずっと気になる存在なんですよね。

スポーツをやっている時のあの真っ白な勝負を求める感覚、
そこで生まれるチームの一体感。そんな感じを久々に思い出しました。
中高とバスケに熱中していた頃。あんな想いが今はなくなっているなあ・・・。

もっと深いところではいろいろあったと思うのだが、その辺をもう少し深掘りされていると面白かったのになあ。巨人との確執や、筋力トレーニングや怪我の話など、なんとなく表面的にサラッと書かれているだけの印象。大人、組織の事情が見え隠れしてしまう。

2010年46冊目
タグ:book
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隙間と先見性 〜マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎〜 [2010年読書記録]




読書完了日:2010/07/17

引越しだ、PJの立ち上げだーで、ブログ更新が滞り気味です。
一段落したので、また更新していきます。

【きっかけ】
こちらもR+から献本。発売日前に読むことができました。

【気づき】
「隙間」を見つけ出し、かつ先見性を見出し、ビジネスを組み上げていく姿が描かれています。ビジネス読み物という感じで、上手く教訓としてまとめ上げるのが難しい1冊。

2010年45冊目
タグ:book

内発的動機づけ 〜モチベーション3.0〜 [2010年読書記録]


モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

  • 作者: ダニエル・ピンク
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/07/05

【きっかけ】
R+から献本。発売日前に読むことができました。この記事でも紹介したこれからのモチベーションの形が気になっていたので、読んでみました。

【ポイントメモ】
・第三の動機づけ。内発的動機づけ。
・報酬によって、人のやる気を短期間起こさせることは可能だ。
 だが・・・必要な長期的なモチベーションが失われるおそれもある。
・オープンソースに携わっている人々は、
 清貧の誓いを立てているわけではない。
・人間が合理的だとなどとは、とうてい信じられないような
 行動を起こすことも多い。
・外的な報酬と罰は、アルゴリズム的な仕事には効果を発揮するが、
 ヒューリスティック的な仕事には、むしろマイナスに作用するおそれがある
・ひとたびこの基本的な報酬ラインが満たされてくると、アメとムチは、
 意図した目的とは"正反対"の効果を生み出す場合が多い。
・内発的動機づけは創造性につながり、統制された外発的な動機づけは、
 創造性を奪う
・交換条件つき」の報酬は、自立性を失わせる
・「交換条件つき」の動機づけは、発想が問われる課題には、
 まったく向いていない。
・報酬には依存性がある。
・金銭的な報酬を約束した場合と、コカインやニコチンを摂取した場合では、
 人間の脳を観察すると、気味が悪いほどそっくりな反応を見せるということだ
・「思いがけない」報酬を与えればよい。

【気づき】
やはりダニエル・ピンクの本は面白い。上記のポイントメモは前半部分だけの抜き出し。後半部分はまた別途あげます。

今の自分の本業は完全に、「交換条件つき」の仕事。内発的な動機づけは正直ほとんどない。そこで基本的な報酬ラインは満たされているからなのか、最近はその他の活動に積極的に参加しているように思う。やっちゃ場などがそれにあたる。

そういう活動の中では、この作業の報酬はなんて考えずに、純粋にやりたいと思い、活動をしている。ある意味、ゴールなんてない活動であり、ずーっと学んでいるような感覚を味わえる。それなりに社会的な意義みたいなモノも感じていることも大きい。

この感覚を共有したくて、いろんなサポート作業も自分にとっては苦も無く感じるのかもしれない。

2010年44冊目


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シンプルでクリアなプレゼンをするために 〜プレゼンテーション Zen〜 [2010年読書記録]


プレゼンテーション Zen

プレゼンテーション Zen

  • 作者: Garr Reynolds
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2009/09/07
  • メディア: ペーパーバック


読書完了日:2010/07/03

【きっかけ】
ぐちゃぐちゃとつめこんだプレゼンではなく、シンプルでクリアなプレゼンをしたい。そのきっかけとなればと思い、手にとってみました。

【ポイントメモ】
・創造力と制約の関係。制約があるからこそ、クリエイティブになる。
・アナログ式に計画を練る
・2つの問い。
 「何が言いたいのか?」
 「なぜそれが重要なのか?」
・簡素化に寄る増幅作用
・スライドと配布資料。詳細は配布資料に。
・余白の力

【気づき】
今、会社ではプロジェクトマネジメントを担当しているが、ついつい資料はすべてパワーポイントで作成してしまう。計画資料もそうだし、報告資料もそう。そうなると、ついつい詰め込みすぎの資料になってしまう。当然メッセージ性もない、シンプルどころか、読み込むことが必要な資料になってしまっている・・・。

もっとシンプルでメッセージを確実に伝えられるスライドを作っていきたい。
いや、スライドなしでもぐっとメッセージを伝えられるようにしないと。
その上で、聞いている人の注意を引き、理解を助けるようなスライドが作っていきたい。
この辺は試行錯誤していきたいところです。

2010年44冊目

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自分のスタイル、手順を疑うことからはじめてみる ~小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則~ [2010年読書記録]


小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)

小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)

  • 作者: ジェイソン フリード
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/02/25
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/06/14

【きっかけ】
37signalsのメンバーが書いた新しい仕事の進め方。大規模組織ではなく、小さなチームで、小回りよくしながらも、大きな仕事をこなしていく。そんなワークスタイルに興味があり、読んでみました。

【ポイントメモ】
・模倣は理解を飛ばしてしまう
・人は見積もりが下手。そんな長期のことはわからない。せめて2週間が限度。
・小さなパッケージで仕事を進める。
・会議はムダ。
・シンプルにする。なくすことも大事。
・必要なものは思ったより少ない
・芯から始める
・キュレーターになろう。大切なのは中に置かなかったもの。
・変わらないものに目を向ける
・問題は通常、単純で平凡な策によって解決することができる。
・履歴書はバカバカしい
・自分マネージャーを雇う
・文章力のある人を雇う

【気づき】
まずは今の仕事のスタイルを疑ってみること。必ずしもその手順が必要なのか?シンプルにできるのでは?その役割は必要か?省略できないか?そこから生まれてくる新しい形があると思う。それを実践しているのが、37signalsのスタイルのように感じられた。

最近本業以外の部分でプロジェクトに協力することが増えているのだが、知らぬ間に会社でやっている手順でタスクを実施している自分に気づくときがあり、その手順がはたしてこのチームでの活動にマッチしているのか?と疑問に思うことがある。

その実施している手順は、どちらかというときっちりと確実にという安全路線が強いものであり、チームとしてのスピード感や柔軟性、そしてメンバーの気持ちを害しているのではないか?という思いを持つことがある。

もちろん自分が持っている手法が有効な状況もあると思うので、まずはその手順の有効性をまずは疑い、吟味した上で、使い分けをできるようになっていきたいと思う。

2010年43冊目
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スタイルを変えるきっかけ ~就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法~ [2010年読書記録]


就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法

就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法

  • 作者: 堀江 貴文
  • 出版社/メーカー: インプレスジャパン
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: 単行本


読書完了日:2010/06/01

ちょっと読書ペースが落ちてきています。今はインプットよりアウトプット、活動な時期。ただ時間を見つけて、読書はしていく。インプットとアウトプットのバランス。

【きっかけ】
この本は「紙」の本としても出版されていますが、期間限定でPDFで全文無料配信されていた1冊。今回も、そのPDFをiPhoneで読んでみました。


【気づき】
最近、普通の会社員として働く人以外と触れ合う機会が非常に多い。彼らの思考スタイル、行動スタイルは会社にいる人々は違う。会社員として一度働いた経験のある人、最初から今のスタイルの人、各自のバックボーンは違う。彼らからの刺激はライフスタイルの見直すきっかけをくれる。この本もそんなきっかけをくれる1冊です。

その見直しの結果、今のままのスタイルで続けるというのも、ひとつの形だと思う。

ただそういうロールモデルと触れ合う機会がないという人も多くいると思う。自分から動いていくことも必要だが、こういう本でまずきっかけをつくるのも有効だと思う。その著者にあってみたいと思い、アプローチを開始するかもしれない。

自分も先日ある著者の方に会うことになりました。彼がやろうとしているPJで協力者を募っていることを知り(Twitter経由)、アプローチしてみた結果、お会いでき、協力しながらPJを進め始めています。

スタイルを変えていくいいきっかけにしたいなと考えているところです。

2010年42冊目
タグ:book 働き方
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