SSブログ
2004年読書記録 ブログトップ
前の10件 | 次の10件

人のつながりの重要性 [2004年読書記録]


独立コンサルタントでメシを食う技術! (DO BOOKS)

独立コンサルタントでメシを食う技術! (DO BOOKS)

  • 作者: 池田 紀行
  • 出版社/メーカー: 同文舘出版
  • 発売日: 2004/09/14
  • メディア: 単行本


読書完了日:2004/10/03

ちょっと気になるタイトルのこの本。
1400万円というちょっときりの悪い数字を使っているので、
余計に現実感があり、ちょっと読んでみました。

独立系コンサルを目指す若い人向けの指南書で、著者の経験に基づいて
読みやすい文章で、独立コンサルになるまでの軌跡、方法論、そして独立後の
進み方を提示しています。

例えば、

・若手コンサルの生きる道:スペシャリストコンサル
 ゼネラリスト型の中小企業向けのコンサルは、経験豊富なベテラン経営コンサルの独壇場
・計画→投資→リスクテイキング→実践のサイクルを独立に向けて実行
・良き師匠を持つこと。
 この師匠(メンターかな?)は、自分が切望しないと見つけることはできない。
・週末起業には否定的
 法人相手のビジネスは厳しい。
 本業との両立時に、両方に集中可能か?(リスクテイクをしてやらないことの限界)
・独立前の会社との円滑な関係を保つ
 超円満退社⇒パートナー関係を保ち、受注機関として活用

全体のトーンとして感じられたのが、独立とは言え、人のつながりが
最も重要というきわめて当たり前の視点。
師匠と呼べる人の存在を見つけることや超円満退社、コンサル同士での連携と
いったことが繰り返し強く強調されている。

2004年38冊目

続きを読む


図解の実践 [2004年読書記録]


図で考える人は仕事ができる 実践編

図で考える人は仕事ができる 実践編

  • 作者: 久恒 啓一
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2003/08/20
  • メディア: 単行本


読書完了日:2004/10/01

図解する技術:Simple lifeで紹介した
図解シリーズの実践編を読んでみました。

今回は実践編ということで、仕事の現場でどのようにして図を使っていけば
いいかということを実例を交えながら解説しています。
具体的な図の書き方を示しているわけではなく、こういう風に使うこともできますよと
いう提案が多い。そこからどう考え、応用していくかは自分次第。

やはり図解は実践あるのみ、多くアウトプットするのが重要。
そのための仕組みづくりを現在考えています。

2004年37冊目

続きを読む


トーンの変化 [2004年読書記録]

劇場の神様
劇場の神様

劇場の神様

  • 作者: 原田 宗典
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本


読書完了日:2004/09/26

原田宗典の中編小説集なのですが、2002年の発売ながら
今までその存在を知りませんでした。不覚。
内容も今までのトーンとは少し異なる作品もあり、
昔の作品になれた自分には会わない部分もある。
(特に著作名にもなっている「劇場の神様」は合わず)

彼の作品はエッセイが多いけど、やはり小説の方が
すっと入ってきますね。
エッセイは同じ話が多いというか、どうにも量産という感じが
否めないんですよね・・・。

2004年36冊目

人間系とインターネット [2004年読書記録]


インターネット的 (PHP新書)

インターネット的 (PHP新書)

  • 作者: 糸井 重里
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2001/07/14
  • メディア: 新書


読書完了日:2004/09/23

今では巨大コンテンツと化している「ほぼ日」主催の
糸井重里氏が2001年に書いたインターネット「的」なことに
ついて書いたこの本。
ちょっと古い本ですが考え方としては、参考になる点が多い。

あくまでインターネット「的」なことを語っている本であり、
決して技術論ではない。
インターネット的ものを支える基本要素として
 ・「リンク」
 ・「シェア」
 ・「フラット」
を掲げている。

このキーワードを軸にして、今までの価値基準、行動基準とは異なる
流れが世の中に出てくることを予測している。

結局この新しい基準というのは「人間系」という言葉に
集約されるのではないか?
「未完成でもまずは出し切って、丸ごとの自分をさらけ出す」
「様々な役割を点滅しながら担う」
「筋肉系と内臓系の感覚」
自分がこの本の中で、ぐっと惹かれた言葉であるが、
どれも人間の精神面、気持ちといったはっきりとした形のないものである。

言葉で表現しきれない感覚を大事にする、
ビジネスのように全てを割り切るのではなく、暖かい対応する。
この辺が感覚が今後重要になってくるのではないでしょうか?

2004年35冊目

しかし、Blogって思いっきり「インターネット的」なもののように思います。
とりあえず出すなんて、完全にそうですよね。

図解する技術 [2004年読書記録]


図で考える人は仕事ができる

図で考える人は仕事ができる

  • 作者: 久恒 啓一
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本


読書完了日:2004/09/19

自分の不得意な分野として、図で表現するということがある。
ERP関連の仕事をしているので、当然お客さん、プロジェクト内のメンバー、
そして、上司などに向けてパワーポイントで図解した説明をすることが多い。

もちろん図も入っているのだが、必要以上に言葉での追記説明を増やしてしまい、
結局ポイントがぼやけた、細かい資料になってしまう。
ぱっと見て、判断のできる分かりやすい資料作りを心がけているのだが。
で、図解の勉強として読んでみました。

モノゴトをつながりで考えるのが「図解」ととらえ、図解により見えない関係を
見えるようにする図解の必要性を説いています。

図解する上で、
 ・鳥の目(俯瞰)を持ち、大胆に、そして細心に描く
 ・マルと矢印で十分
 ・タイトル(まず興味をひく)とコメント(内容の拡散をふせぐ)
 ・重要なことを中心におく(広がり感覚と縮まり感覚)
などを心がけて書いていく。

図解は技術であり、習得することは可能。
そのために、
 ・借り図(マネ)をする
 ・図解のデータベースを作る(いい図を集める)
 ・本を章ごとに図解
 ・新聞の社説を一日一図として図解する。
などの習得方法を示している。

その結果、創図(自分の型)を確立することができると。

とにかく実践あるのみのようです(最近書評記事で毎回これを書いてますね)。
まずは社説の一日一図から始めてみたいと思います。

ちなみに著者のサイトは、こちら。
久恒啓一図解Web
ここでは、インターネットでの図解講座もあるようですね。

2004年34冊目

続きを読む


マネー本だけど [2004年読書記録]


28歳からのリアル マネー編

28歳からのリアル マネー編

  • 作者: 人生戦略会議
  • 出版社/メーカー: WAVE出版
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本


読書完了日:2004/09/14

28歳の現在、将来の生活をお金という視点から、
分析してくれているのですが、正直いまいち。
他のいろいろな本や雑誌で言われていることの焼き直しでしかない。
目新しい情報はないし。

今までこういった情報に触れていない人にはいいかもしれませんが、
ある程度勉強している人には無用な本かも。

本筋から離れている中で気になった箇所を2つ。
・ブリティッシュ・アメリカン・タバコの会長のコメント
 「タバコは健康に良くない。私も控えている。」
 自分は吸わないので関係ないが、なんとなく笑えた。
 控えているという表現が営業的な面を気にしてなのかが気になる。

・行動修正療法によるダイエット
 ダイエットの目標値に達しても、測定を続ける。
 その後、また変化が発生したら、それに対応する行動をして、修正する。
 この繰り返しが大事。
 最近自分も体重が気になっているので、seesaを利用して、
 ダイエットログをとっています。

しかし、マネー本の書評とは思えないことを書いてますね・・・。

2004年33冊目

仕事時間を減らして高収入を目指す [2004年読書記録]


「最大効果!」の仕事術―高収入も自由時間も手に入れるシンプルな習慣 (PHP文庫)

「最大効果!」の仕事術―高収入も自由時間も手に入れるシンプルな習慣 (PHP文庫)

  • 作者: ジェニファー ホワイト
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 文庫


読書完了日:2004/09/10

「仕事時間を減らし、高収入も自由時間を手に入れる」ことを
目的とした10のステップを紹介している、アメリカの本。
訳書で文庫本サイズでお手軽に読めます。

日本とアメリカの仕事のスタイル等の違いがあり、そっくりそのまま
使えるというわけではないが、自分を見直す際の良書です。
いくつかの練習問題も提示されていて、なかなか考えさせられます。

目指せ!ブランド人:Simple lifeで紹介した
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!とはトーンが異なり、
多少こちらの方が人間性を重視していて、素直に受け入れられる点が多い。

いくつか気になった点を、

・リスクを冒すものだけが自由になれる

 もうこれは改めて述べるまでもないが、どの本でも述べられていること。
 リスクをとって、それに向かっていなければ著者の言うところの
 「仕事時間を減らし、高収入も自由時間を手に入れる」も、自分の求める
 理想にも近づくことはできない。

 こういう本を読むだけではなく、行動することが大事。

・仕事中毒と働き過ぎの違い

 一瞬何が違うのという感じでしたが、「仕事中毒」は家庭や人間関係など自分にとって
 いやなこと、仕事以外のすべてのことから逃げるために仕事に没頭して、そのことから
 逃げようとすること。
 「働き過ぎ」は、疲れているのに仕事がたまっていき、どんどん働かざるをえず、疲弊しきって
 しまうこと。
 どちらも問題だが、どちらが良くないかは明らか。

・「集中日」、「サポート日」、「自由日」を設ける

 コア業務に集中する日、周囲を助ける日、仕事をしない日を設ける。
 これはプロジェクト系の仕事をしている人間は難しい。

・「そんなことを知っているよ」という態度をやめる
 
 ついついいってしまいがちな言葉。もちろん知っていてもいいのです。
 ただそう言っていながら行動しないのが問題。
 
・収入源を複数にする

 アフィリエイトも含めて、いろいろ模索しています。

一つ難点を言えば、日本の法人相手のビジネスをしている企業人には難しい
選択肢が多い気がする。日本版が欲しいですね。

2004年32冊目

続きを読む


必読 アフター・ダーク [2004年読書記録]


アフターダーク

アフターダーク

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/09/07
  • メディア: 単行本


読書完了日:2004/09/07

ついに発売された村上春樹の新作、早速昼休みに買ってきて
その日のうちに読み終わりました。

最新の小説なので、ストーリーについては触れません。
とりあえず今までの村上春樹の作品を堪能してきた人は即購入で
問題のない作品です。

彼独自の空間把握の記述。
自分の意識の曖昧さの表現(今回は睡眠と覚醒を使って)。
「ひとつの仮定として」などのなんとも言いがたい会話表現。

どれも自分の心にじわーっと浸透してきて考えさせられます。

しかし今回の作品は今までの作品に比べると、
比較的前向き(言い過ぎかもしれないが)な流れで終わっていると
思うのは私だけでしょうか?

2004年31冊目

まずはロディアのブロックメモから始めます [2004年読書記録]


文房具を楽しく使う(ノート・手帳篇)

文房具を楽しく使う(ノート・手帳篇)

  • 作者: 和田 哲哉
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/07/22
  • メディア: 単行本


読書完了日:2004/09/05

やっと今年30冊目完了です。
ほぼ8ヶ月での達成なので、月4冊弱。ちょっとペースが落ちてます。
もう少し読書スピードのアップ、時間の確保をして読んでいかないと。

で、読んだのは文具関係。手帳つながりで読んでます。
作者は、ステーショナリープログラムや信頼文具舗を開設している和田氏。
Palmユーザーには、クロスバーとか、MiniBarでも有名ですね。
(私もMiniBarは使わせてもらっています)

ノート、手帳のそれぞれの要素を紹介した上で、基本となる商品、使い方を
筆者の使い方を一例としてあげています。
真剣にノートの要素なんて考えたこともなかったので、なかなか新鮮な視点で
読むことができます。
また筆者の文房具への愛情が非常に感じられます。

いくつか気になった点をメモ。

研究用とでの記録は、糸綴じノートがよい。⇒前後関係を固定できるため。


これは、自分のようなシステムの導入プロジェクトをやっている人間も
前後関係を固定できるノートは必須ですね。
作業面で漏れがないかの確認や、プロジェクトのチェック等で前後関係を
明確にしておくことは大事です。(後でやったやらないのトラブルの回避にもつながるし)

インデックスノートは、同時進行のプロジェクトでは便利。


今は複数のプロジェクトに参加して、プロジェクトを回すようなことはしていないけど、
今後はあり得るので参考になる。手帳でも同じことができますね。

ロディアブロックメモを、フィルターとして利用する。


手帳やノートに転記する前に、一度ロディアのブロックメモを通すのは
不要情報の転記をなくしたり、振り返りの作業が可能になるなどメリットが多い。
早速、ブロックメモ買って来ました。

マニアな方の書評では物足りないという評判もあるようですが、
入門書的にはなかなかの良書ではないでしょうか。

2004年30冊目

続きを読む


文体が合わない [2004年読書記録]


介護入門

介護入門

  • 作者: モブ・ノリオ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/08/26
  • メディア: 単行本


読書完了日:2004/8/31

芥川賞をとった話題作。
家にあったので読んでみました。
「介護」と「マリファナ」という両極端なものが同一な視点で語られていると
いうことに世間の注目は集まっているようですが・・・。

個人的には、ダメなタイプの小説(?)でした。
内容以前に文体が自分に合いません。
読んでいても全然頭に入ってこないというか、頭に情景が浮かばず、とても入り込めない。
自分は小説はその内容に浸かって読む場合が多いのでどうにも。

とりあえず読みきったというところでしょうか。
新しいものを求める芥川賞(奥さん談)はこういう作品が選ばれるのでしょうか?
正直よく分かりません。

2004年29冊目
前の10件 | 次の10件 2004年読書記録 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。